岡田斗司夫の毎日ブロマガ 2019/08/09
今日は、2019/07/21配信の岡田斗司夫ゼミ「【月着陸50周年記念】岡田斗司夫が、宇宙開発とアポロ月着陸を語りつくすゼミ、いよいよ大詰め!」からハイライトをお届けします。
それでも、最近の僕は、やっぱり50年前のことを思い出して、いろんなしょーもない買い物をするようになりました。
例えば、これはコーリンというメーカーの色鉛筆なんですけど。
(月着陸船のイラストが印刷された色鉛筆の入ったケースを見せる)
この月着陸船は、かなり正確です。
当時って、やっぱりこういう文具がすごく多かったんですよ。
これもコーリンの鉛筆です。
(同じく、月着陸船のイラストが入った鉛筆のケースを見せる)
これ、月着陸船の描き方を見ると時代がわかるんですよ。例えば、この鉛筆の方は、描かれている月着陸船が、ちょっと古いデザインなんですよね。色鉛筆の方は、デザイン的に新しいから、こっちの方が後に発売されたというのがわかります。
あと、これね、かわいいんですけど。
(小さなメモ帳を見せる)
これ、サンスターのアポロメモっていう商品なんです。
ここに入ってるのがペンですね。まあ、ペンと言っても、プラスティックの中に鉛筆の芯が入ってるだけなんですよ。
表紙を開けると、もう1枚絵があって、それをめくると普通のメモ用紙が入っているだけなんですけど。こういう商品を先を争って買ったんですよね。
こんなしょーもないものでも、当時は、やっぱり20円か30円したんですよ。この当時の僕のお小遣いが1日10円だったので、こういうのを買って、今でも大事にしてます。小学校5年の僕にしてみたら、小学校6年まで、もう本当に、ずっと小遣いは1日10円だったので、なかなか買えなかったんですけど。
でも、本当に欲しかったのは、アメリカのレベル社のプラモデル、96分の1のサターンV型ロケットですね。
実物が全長1メートルくらいある、アポロ宇宙船とサターンロケットの打ち上げロケットの組み立てプラモデルだったんですけど。まあね、1日10円のお小遣いでは、そんなアメリカ製の巨大なプラモデルは買えないんですよ。
ようやっと、それと似たようなものが買えたのが、この10年くらいです。こっちに置いてある、ちょっと大きいやつが72分の1スケールのサターンV型ですね。
(机の脇にある、巨大なロケットの模型を見せる)
これは、去年のゼミでも使ったやつです。ちょっと大き過ぎて、カメラでは下まで映らないんですけど。
全体は、こんな形をしています。
(一回り小さいサターンⅤ型の模型を見せる)
これは100分の1スケールなんですけど。こんな形です。細長くて、見せてもあんまり様にならないんですけどね。
後で、これを使ってまた解説します。
この72分の1のスケールのプラモデルは、子供の頃に欲しかった96分の1より、2周り大きいんですよ。
後半では、このロケットを使って、アポロ11号の打ち上げや、宇宙船の秘密、あとは、当時のことを、もうちょっとお話ししたいと思います。
いよいよサターンV型とアポロ宇宙船の話ですね。
あとは「発射当日、宇宙飛行士達は何をしていたのか?」という話。
宇宙飛行士には、実は打ち上げ定食というのがあるんですよ。打ち上げ当日は必ず食べる打ち上げ定食というのが。「なんで全員そんなの食べるのか?」っていう話や、その他にも「月に行く時に、どんなお弁当を持って行くんだろうか?」みたいな、しょーもないことも、やっぱり、この数年間の調査でわかったことが色々あるんですよ。
もちろん、子供の頃に買ってもらった本の中にも書いてあったこともあるんですけど、それを後で調べると、なぜそうなっているのかが、どんどんわかってきて、メチャクチャ面白いんですね。
あとは、愚痴になっちゃうんですけど。
(宇宙飛行士たちがプリントされた、巨大なケースを見せる)
これ、何かと言うと、水彩絵の具のセットなんですよ。これを開けると、デカいパレットが入ってて、水彩絵の具が入っているんですけど。
この月着陸船のイラストが、もうメチャクチャでたらめで好きなんですよね。「脚が長すぎる!」とか、「宇宙飛行士が3人とも月面に降りてる! どうやって地球へ帰るんだ、お前ら!?」とか(笑)。
これはイギリス製なんですけど、やっぱり、アポロ計画って、当時は本当に世界中で商品になってたんですけど、日本の商品って正確なんですよ。だから、世界中のアポロ商品を見比べると、日本の商品ってマジメすぎてつまんない場合が多いんですよね。
世界の商品、本国アメリカでも、かなりいい加減なものを作っていることが多いんですね。
そんなアメリカの商品では、どんなものがあるのかと言うと。これは、マルクスというオモチャメーカーの月着陸船パチンコゲームっていうやつですね。
(テーブルサイズのパチンコ台を見せる)
パチンコになってて、こうやって引っ張って打つと……もう全然動かないんですけども。玉がガチャンとパチンコになって出て行って、ガチャガチャと動く。こんなオモチャがありました。
これはアメリカのオモチャです。アメリカと言っても、やっぱりこんなもんだったんですよ。
なんでこんなアイテムを持ってるかというと、もう本当に話せば長いことなんですけど。
『週刊アスキー』という、昔、あった雑誌が創刊された時、僕はかなりの原稿を書いていたので、その原稿料を当時はいっぱいいただけてたんですよね。
その時に得た金を全てつぎ込んで、アメリカのオモチャを買いまくった時期が、半年くらいあったんですよ。これらは、その半年か1年くらいの間に買った商品ですね。
eBayっていうオークションサイトで、競り落として買ってました。
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