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今回は、ニコ生ゼミ03月10日(#272)から、ハイライトをお届けいたします。
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「【庵野監督の『シン・ウルトラマン』ってホントなの!? 2 】 もし実現したらアカデミー賞も十分狙える」
だから「今はない」、「今はない」と言ってても怪しいよ。
だって、円谷プロは “否定” してないもん。
「うちは何も言ってない」としか言ってないもんね。
――――――
これは偽物ですからですね(笑)。
特に、『ウルトラセブン』の中には、沖縄出身の脚本家、金城哲夫が手掛けた「ノンマルトの使者」というエピソードがあります。
ウルトラセブンことモロボシ・ダンとアンヌ隊員は、海で休暇を取ってました。
そこに1人の少年がやって来て「人類が海底開発を止めないと、“ノンマルト” が怒り出して襲撃してくるぞ! だから、もうこれ以上の開発は止めて!」と忠告するんです。
それを聞いて、モロボシ・ダンは不思議に思うんです。
モロボシ・ダンの正体はウルトラセブンであり、光の国であるM78星雲の人間なんですね。
そのM78星雲では「ノンマルト」というのは「地球人」を指す言葉だったからです。
「えっ? 僕らは地球人のことをノンマルトと言ってるんだけど、少年は『人類に対してノンマルトが~』と言った。なんでこんな不思議なことがあるんだろう?」と、不思議に思っていたんです。
そうこうしているうちに、人類は海底開発を止めなくて、ついにノンマルトたちの襲撃が始まります。
ウルトラセブンは、ノンマルトが繰り出してくる怪獣と戦い、勝利するというお話なんですけども。
そんな中で分かったのは、「もともと地球というのはノンマルト達の世界だった」ということなんです。
現在、地球人と呼ばれている人類というのは、今から数十万年から百万年くらい前に、そこへ強制的に移住して来て、ノンマルト達と戦い彼らを海へ追いやった。
ノンマルト達は仕方なく、人類に押される形で海底に逃げ込んでいったというのが分かるんですね。
そして、強く揺さぶりながらも、「でも、もう俺達は、今さら元の国には帰れない。このアメリカ大陸で暮らしていくしかない。人類は地球で暮らしていくしかない」という、こういった話に出来るからなんですよね。
『未来のミライ』というアニメがアカデミー賞を取れなかったというのは、やっぱり、政治的なメッセージが弱いからなんですよ。
でも、この「ノンマルトの使者」をベースにした庵野秀明版の『シン・ウルトラマン』だったら、おそらく、強烈なメッセージを入れられるんですね。
ここら辺、ビジネスに関しては大変、目の付け所が厳しいというか、やり手のカラーとしても狙いたいところではないでしょうか、というふうに思います。
ごめんなさい。
タオルくんも一緒に謝ってくれ。
そんなはずねえよ(笑)。
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