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「『スター・ウォーズ』EP1~7をザックリ解説!・後編」
伏線を張りすぎていて、やや混乱している。
これもはっきりしていない。
彼女は「ずっと待っている」と言うんだけど、誰を待っているのか、『フォースの覚醒』を見ただけでは、なにもわからないんですよ。
こんなことは、これまでの6作品の中で、いまだかつて、1度もないんですよね。
今までのエピソードでは、全て、それぞれのエピソードごとにすっきりした作りにしながら、次回に、謎というよりは、ショックなことだけを残して続いてきたのが『スター・ウォーズ』の作り方だったんです。
だけどJ・J・エイブラムスは、今のアメリカのテレビドラマの作り方を取り入れたんですね。
だから、「2年ごとに公開する」というところに、すごくこだわって作ってます。
それどころか、予定を前倒しにするそうです。
これまで「2年に1作を公開」というところから、次のエピソード9からは「1年半ごとに公開」にして。
たぶん将来は1年ごとにしたいんだろうと思います。
「それくらいのペースで出していかないと持たない」と思っているからでしょう。
そのかわり、「これはどうなるんだ?」とか、「新たな謎が出て来たぞ!」っていうのを盛り込んだ、現代のテレビドラマ風の作りにしているっていうのが、はっきりわかります。
レイというのは、おそらくスカイウォーカー家の人間なんでしょう。
ルーク・スカイウォーカーの子供かどうかは知りませんが、スカイウォーカー家だとは思うんですよ。
というのも、「この3ブロックとも“スカイウォーカー家の話”であって、そこからの『スター・ウォーズ』はスカイウォーカー家から離れる」とプロデューサーが言っているんですね。
「レイが銀河共和国とジェダイ騎士団を再建する話」あたりに落ち着けば、第1ブロック第2ブロックとの整合性が保てますから。
第2ブロックで「そこからの復活」があったんだけども。
でも、結局ルーク・スカイウォーカーは1人ぼっちで生き残った。
ならば、第3ブロックというのは、「そんな中から、もう一度ジェダイ騎士団を作り直す」という話になるはずだ、と。
だから、選挙によって選ばれた初代共和国大統領と、その軍事顧問組織としてのジェダイ騎士団の再建という話になるのではないかと思ってるんですけどね。
そこまでやらないんだったら、「レイが再建したジェダイ騎士団が最高顧問機関となり、それとは別に、“アクバー提督”みたいなサケから進化したようなヤツらが、銀河帝国の大統領になる」のかもわからないですけど。
なので、現アメリカ体制の肯定……といっても、それはトランプ政権の肯定ではないんでしょうけども。
よりアメリカ人にわかりやすい形にズラすんだと思います。
まあ、これは、ある程度は当たり前のことじゃないかと僕は思っているんですけど。
今のアメリカの体制、または、アメリカが建国時に目指していた理念。
それに近いような形が、この9部作のゴールとして設定されているんじゃないかと思います。
見どころは、さっきも言いました通り“レトロな特撮”です。
「どうやって撮ったのか?」とか、「作った人、ご苦労さん」な感じですね。
あとは、『スター・ウォーズ』以外ではあんまり顔の見ない役者さんの数々。
他の映画で目にするのは、ハン・ソロ役のハリソン・フォードくらいなんですよね。
その他の、あんまり映画の役に恵まれなかった役者さんたちの人生のハイライトを見たり。
「え?!それってどういうこと?」「そこのところ、もっと詳しく知りたい!」という人は、どんどん、質問してみて下さい。
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