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――シュウさんのご自宅はニューヨークですけど、MSGのベラトール222は会場で生観戦されたんですか?
――なるほど、それは子供のほうが優先順位は上になっちゃいますよね(笑)。
シュウ はい(笑)。ベラトールは盛り上がってよかったですよね。RENAちゃんは残念な結果になりましたけど、堀口くんがベラトールのバンタム級のタイトルを獲ったことは日本のMMAの歴史にとって大きいことですし、 堀口くんの名前が上がるイコール、RIZINのチャンピオンの名前も上がるということですから。彼と戦いたいということでRIZIN参戦を希望する選手も増えると思いますし、いまRIZINバンタム級が盛り上がっているので、すべてがいい感じの流れになるのではないでしょうか。
――大会前後のニューヨーク現地の盛り上がりはどうだったんですか?
シュウ あんまり水を差すようなことは言いたくないんですけど、聞いた話によれば、会場の入りは7〜8割ぐらいで。アメリカのMMA人気ってどうしてもUFCが圧倒的なので、今回にベラトールはコアな、ある意味UFC独占市場を嫌うファンの中では盛り上がってるんですけど、まだまだ一般知名度は高くないんですよね。
――堀口恭司のRIZINとベラトールの2冠王は快挙だけども……という。
シュウ もちろん堀口くんがやったことは凄いことなんですけど、日本の皆さんが思ってるほど大騒ぎになってる感じではしないんですよね。今回はコールドウェルの評価が下がった2連戦だとは思うんです。ちなみに同じレスリングタイプでUFCファイターのアルジャメイン・スターリングは会場で見てたんですよ。会ったときに感想を聞いたら「コールドウェルはダメだね」と。「堀口のほうがエキサイティングな試合をするし、俺がプロモーターだったらコールドウェルじゃなくて堀口と契約したいと思うし、彼をフェザー級GPに出すよ」って。
――手厳しいですね(笑)。バンタム級では巨人と呼ばれているコールドウェルは、ベラトールのフェザー級GPに出るなんて話がありますね。
シュウ 堀口くんでもフェザー級はいくらなんでも難しいかなとは思うんですけど、いまの堀口くんなら何か可能性も感じさせちゃいますよね。最近のベラトールはフェザー級GPをやるということで、バンタム級の新規契約はそこまで取ってないんです。次のバンタム級のスターを育てる動きはないんですよね。ただ、ボクがスコット・コーカーだったら、2連敗したコールドウェルに「フェザー級GPなんか出さない」って言いますけどね。
――他団体の王者に2連敗したコールドウェルが普通に勝ち上がっていったらコーカーも困りますよねぇ。ところでシュウさんがマネージメントしている水垣偉弥選手が堀口選手の対戦を狙ってRIZIN参戦を表明しましたね。
シュウ はい。まだ何も決まってないんですけどね。非UFCの中では実力的にも話題的にも堀口くんがナンバーワンだと思うんです。一時期のエディ・アルバレスみたいなもんですよね。
――UFC以前のエディは「ジ・アンダーグラウンド・キング」と呼ばれてました。
シュウ UFCを目指してるファイターや、そうでなくてもバンタム級のファイターであれば、堀口くんの首を狙うのが競技者とはあたりまえで。もし勝ったらとんでもないことですから、そこに賭けない手はないと思うんですね。
――たしかに最高のスプリングボードですね。
シュウ 水垣選手としても当然そこは狙っていきたいと。水垣選手はUFCで日本人だけでなくアジア人としても最多連勝記録を持ってますし、UFCではトップどころとしか試合をしてないですからね。トップ10の選手と試合した数も堀口選手より多いですし。
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