元ウェルター級キング・オブ・パンクラシストにして、ボクシングでは元・日本スーパーミドル級ランキング1位だった三浦広光が語る那須川天心vs亀田興毅!
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――三浦さんはMMAで活躍後、帝拳ジム所属としてボクシングに転向。そして現在は再びパンクラスで活動しています。
三浦 いまも帝拳のジムで練習させていただいてますね。帝拳に練習に来ている那須川選手の姿も何回か見たことはあります。
――その那須川選手と亀田さんの試合をどのようにご覧になりましたか?
三浦 戦前の予想では那須川選手が有利だと思ったんです。
――元世界チャンピオンの亀田さんではなく、ボクシングの未経験の那須川選手が有利。
三浦 はい。その根拠は、那須川選手ってパンチの回転やハンドスピードがメチャクチャ速いんですよ。この試合も那須川選手が3発ぐらい打って離れて……の繰り返しになる。その出入りだけで問題なんじゃないかなと見てたんですね。亀田選手はガードが固いので、もし那須川選手が3発じゃなくて4発5発入れたときにパンチを合わせるしかんじゃないかなと。 那須川選手が4発5発入れるときは、亀田選手が効いてるときなので、仕留めるときになりますけどね。
――亀田選手が攻勢をかけるにしても、それは那須川選手に追い詰められたときなんですね。
三浦 接近戦になったときに亀田選手が相打ちのフックを合わせられるかどうか。亀田選手が勝つとすれば、その局面しかないんじゃないかなと。実際の試合も予想どおりの展開でしたね。
――那須川選手が序盤のジャブで主導権を握ったように見えましたね。
三浦 最初のジャブで亀田選手はもう入れなかったですよね。那須川選手は当て勘もいいですし、カウンターの取り方も抜群にうまいんですよ。あのカウンターはヤバイです。全然ボクシングでもやっていけますよね。
――那須川選手はまだボクサーのパンチではない、という見方もありますよね。
三浦 いや、もうボクサーですよ。これから経験を積んでいけばもっと強くなります。まず現時点でも手打ちのパンチがもの凄く強い。パンチって足から捻る動きをすることで手にパワーを伝える……って言うじゃないですか。でも、足からだと動きが遅くなるんですけど、那須川選手は当てたところで身体も一緒に合わせるイメージというか。その打ち方だと、どこからでも強いパンチが打てるんですよ。
――だから手打ちのパンチでも強いんですね。
三浦 あと距離感も抜群ですよね。自分のパンチが当たる距離を知ってるというか。亀田選手はけっこう那須川選手のパンチを何度ももらってましたし、そこは当然ブランクもあるとは思うんですけどね。
――いくら元世界チャンピオンといえどもブランクがあって、その対戦相手が才能あふれる選手だったら厳しい戦いになる。
三浦 那須川選手が特別ということもありますね。あのホルヘ・リナレスが「天才だ」って言うくらいですからね。
――ヘッドギアあり・なしは関係ありますか?
三浦 那須川選手はヘッドギアなしのほうがやりやすかったんじゃないですかね。パンチが当たる確率も上がりますし、パンチをもらう確率も上がるけど、さっきも言ったように那須川選手のスピードだったら出入りするだけでもらいはしませんよね。那須川選手はボクシングをやってもすぐに日本チャンピオンを獲っちゃうと思いますし、世界チャンピオンになれますよ。
――あっさりと断言しますね(笑)。
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そろそろ谷津嘉章による長州力の悪口が聞きたくなってきたので糖尿病で右足切断をしたばかりですがインタビューをお願いします。