10月21日両国国技館で生前葬イベントを開催する我らがヒーロー、アントニオ猪木は、破天荒な人生を歩んできてるためか、独特な死生観を持ち合わせている。愛弟子・橋本真也の葬式では「あの世でも元気ですか?」と叫び、永遠のライバル馬場さんが亡くなったときなんて「死によって馬場さんが美化されている」というコメントを残した。今度の生前葬でも、自分の死にまつわる何かをやらかすのではないだろうかという変な期待感がある。
猪木ファンなら記憶に新しい2010年12月の衝撃死シリーズはまったくもって意味不明で素晴らしかった。12月3日両国国技館で行なわれたイノキボンバイエ。恒例アントン劇場の最中、突然銃弾が2発鳴り響き、リング上に倒れ込む猪木さん……。ああ、アントニオ猪木が撃たれてしまった!! 観客たちの「イッノッキッ!」コールに応えるかのように、力を振り絞って立ち上がった猪木さんの口には、銃弾がくわれられていた。……えっ!?
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