多くのMMAファイターをマネジメントするシュウ・ヒラタ氏が北米MMAシーンを縦横無尽に語りまくるDropkickニコ生配信コーナー。深くてタメになるトークを活字でもお届けします! 今回お送りするテーマは「クリス・サイボーグ薬物陽性反応」「UFCスタッフ大量解雇!現場の士気は?」です!(12月に配信された一部を書き起こしたものです)。




――世界最恐女子ファイターと呼ばれているクリス・――サイボーグが再び薬物陽性反応で……。

ヒラタ 何も驚かないですね(笑)。

――ハハハハハハハ! 「やっぱり!」って感じですよね(笑)。7年ぶり4度目の陽性反応が発覚したジョシュ・バーネットもそうなんですけど。

ヒラタ 全然驚かないです。ステロイドバンバンやっていたであろうクリスに立ち向かっていった高橋洋子選手や赤野仁美選手のセコンドに私はついてましたし。しかし、なんでやっちゃうんですかねぇ。

――一度薬物に頼ると精神的にも依存してしまうんですかね……。

ヒラタ 日本でも名の知れたある選手も、いまは身体が萎んでしまって酷い状態になってますけども。薬物に頼らないといけない体質になっちゃうんですよ。たまげたのはUFCが女子フェザー級を作ったじゃないですか。それはサイボーグのための階級でしょ。そこまでサイボーグに投資して大丈夫なのかなって思ってたんですけどね。

――UFC代表のディナ・ホワイトは「面白い展開だ。フェザー級の王座決定戦を別の選手で組んだのは完璧だった」と皮肉交じりにコメントしてましたけど(笑)。サイボーグはフェザー級王座決定戦のオファーを何度か断っていましたね。

ヒラタ これはボクの推測ですけど、ディナはフェザー級を作ることに反対だったかもしれないですよね。あの階級の人材はそこまで厚くないですし、回していけないと考えるのが妥当です。デイナはそれくらいの常識を持ってますから。でもUFC親会社のWME-IMGとしてはタレント重視路線だから、サイボーグを売り出せばカネになると考えたんでしょう。

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