大沢 RIZIN面白かったですよね。
――かなり面白かったですよね。大沢さんはどの試合が一番印象に残ってますか?
大沢 北岡(悟)くんの試合ですかねぇ。感情が入れて見ちゃいましたよね。今回の勝ち方は、格闘技で苦労してないと勝てない勝ち方ですよ、これは。
――ガマンしてガマンしてワンチャンスをモノにしました。
大沢 普通の選手だったら途中で心が折れていますよ。でも、北岡くんはあんなに殴られて血まみれになりながら、「必ずチャンスが訪れる」と信じて戦ったわけですよね。心が折れそうになりながら「もうダメだ」とか、いろんなネガティブな感情をフタしながら戦っていたというか。そういう経験をずっとしてきたから、北岡くんはこの試合でも勝てたのかなって。
大沢 ボクは時間に経つに連れて、北岡くんのことが好きになっていったんですよ。べつに嫌いだったわけじゃないですけど、こんなに好きではなかった(笑)。ツイッターで「北岡、キモい」とか言われるじゃないですか。「あの入場はヤバイですね〜」なんて冷ややかな目で見てる奴もいるけど、それは北岡くんにハマってるステップ1なんですよ。2回3回と見続けると、あの入場がないと、つまらなくなる(笑)。
――麻薬ですね(笑)。
大沢 そうなんですよ(笑)。やっぱり世の中の常識には当てはまらない振る舞いって最初は批判されるんですけど、北岡くんは批判されるのも楽しんでるところがあるし、今回は見事にハマったなって感じがするから凄く嬉しいですよね。
――北岡選手はこの10年間いろいろとありましたし、だからこそ川尻(達也)選手にも報われてほしかったんですけど……。
大沢 この2人って努力家じゃないですか。川尻くんは負けて、北岡くんは勝った。いろいろと思うところはありますよ。川尻くんは何度もクロンを踏みつけにいったじゃないですか。この試合を控室でいろんな人と一緒で見てて、川尻くんが踏みつけを狙った瞬間、「夢、見ちゃうんだよな……」って言ったんです。なんでそんなことを言ったのか。選手の立場ならわかると思うですけど、関係者からは「それはどういう意味ですか?」って聞かれて。川尻くん、変わろうとして、踏みつけにいったんですよね。
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