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ACME HP​

L→R Bass:RIKITO / Vocal:CHISA / Drum:HAL / Guitar:将吾

「今諦めたら楽になれるのではないか?」もし負けた時はどうなるのか?それを音と歌詞とで表現した『Resisted temptation』
メンバーが出す音やフレーズの変化、お互いの思いをぶつけて来た今まで以上に熱いACMEが現在存在する!​

■前作「Kagaribi」の際のインタビューでは、次なる展開がまだ決まって無いと話していましたが、まさかの3年振りのフルアルバムがこの日本での仕掛けの答えだったのですね!3年振りのフルアルバム、率直に感想をお願いします。

CHISA:歩みを止めないとメンバーで決心した日からリリースをし続けて気がつけばアルバムを作れるほどになっていたのか、と自分でもハッとさせられました。

将吾:新曲入りのベスト版みたいな感じですね。ライブよくやる曲を入れているので初めてライブに来くるときはこのアルバム聴くとちょうどいい感じです。

RIKITO:コロナ禍でいろんな活動が制限されていた中でも、曲を作って発表するという活動に関してはコロナ前と変わらず続けてきたことで、今回3年ぶりとなるフルアルバムを出すことができて今まで活動を止めずにやってきて本当に良かったなと思っています。

HAL:パンデミックが始まって今までどおりのライブが出来なくなってからの曲を集めたアルバムなので苦悩に苦しみながらも前向きに頑張ってきた足跡がこのアルバムです。改めて聴い返すと「よく頑張ってきた泣」と言う気持ちになります。


■アルバムタイトルは『Resisted temptation』。直訳すると「誘惑に抵抗してみた」になります。ズバリ!このタイトルに込められた意味とは?

HAL:人生は常に誘惑の毎日です。好きな事だけを好きなだけやりたい気持ちはあるのですがそうも言ってられないのも人生。でもその我慢もいつかは崩壊してしまうのではないか、諦めたらどうなるのだろうか、その先に何があるのか、を想像して作りました。


■『Resisted temptation』は、本作品収録の新曲タイトルにもなっています。前作「Kagaribi」は、歌のメロディが色気さえも感じるようなメロディアスな楽曲でしたが、今回はドラマチックな展開で、モダンスタイルな楽曲に変貌していました。メンバーから見てどんな楽曲になりましたか?

CHISA:この音をライブハウスのスピーカーで鳴らしたらどうなるの?上からみたいで恐縮ですが、ちゃんと再現できるの?俺らはこの曲やるよ?って言わんばかりの挑戦的なサウンドだなと思いました。

将吾:自分達の得意分野。テンポ落ちてからのギターのチューニングがダブルドロップCになるところは聴きどころ!

RIKITO:曲の後半にあるブレイクダウンのところは今までの楽曲の中でも一番重たいサウンドになっているのでそこは特に聞きどころの一つなのかなと思います。

HAL:我々ACMEは常に成長し続けるバンドだと思っています。なので今のACMEへの挑戦と思い作曲しました。やれるものならやってみろ!と思ったのですが想像を超える出来上がりでした。まだまだ我々はやれる!もっと速く!もっと重く!もっと美しく!


■歌詞は今回、ドラムのHALさんが作詞との事で、とにかく前向きと言うか、強いメッセージ性が込められていました。どんな気持ちの中で書いた歌詞なのでしょうか?

将吾:多分、山系の話です!

HAL:私の人生は山あり谷ありでした。今諦めたら死んでしまう、生きるためには歩き続けなければいけない瞬間が何度もありました。でもその思いもふとした瞬間に途切れる事があります。「今諦めたら楽になれるのではないか?」とその誘惑に負けなかったので今の私がいるのですが、もし負けた時はどうなるのか?それを音、歌詞で表現しました。そう山の話です。


■新曲『Resisted temptation』は、アメリカツアーで得たものなどが、反映された楽曲になっているのでしょうか?

CHISA:アナハイムで共演した現地のアーティストに発音の相談したりってのはACMEが培ってきたモノの「成せる所」かと思います。世界中に助けてくれる仲間がいます。

将吾:アメリカツアーて事だけで言うと個人的には関係ないですね。いままでやってきた事の積み重ねの結果を反映しました。

RIKITO:アメリカツアーでの経験だったり、アメリカツアー中に共演したアーティストさんから得た影響は僕個人としてはありましたね。でも一番は他のメンバーが出す音やフレーズの変化といったものが一番影響になっていると思います。

HAL:サウンド的にはアメリカの影響はあると思います。楽曲を作る段階でアメリカの広大な大地や熱量の多いオーディエンスの前で演奏している様を想像しました。なので演奏する時オーディエンスに負けない熱量を込めると相乗効果で会場全体が熱を帯びていきます。この曲でお互いの思いをぶつけて今まで以上に熱いライブがしたいです。


■今回、新曲1曲以外、全曲リマスター音源と伺っております。リマスター前の音源と比べて、拘った所など聞いてみたいです。

CHISA:新旧入り乱れてるので統一感持たせるのが大変だったと思います。曲の並びはこだわってますのでBGM代わりでもいいので通して聴いてほしいですね。

将吾:「Resisted temptation」のマスタリングの感じに合うようにと、エンジニアさんにお任せしました。

RIKITO:今回のアルバムの中で一番のポイントとなる新曲「Resisted temptation」の音に対してその他の曲のバランスを合わせてもらえるようにお願いしました。あと曲順にも結構拘りました。

HAL:曲間も含めアルバム全体を通してバランスよく作って頂きました。


■今年、5度目のアメリカツアーを遂行し、全7公演中、3箇所の公演をソールドアウトさせたACMEが、現在待望の日本ツアーを開催しています。日本のツアーは、また海外とは違ったアプローチなど考えていますか?

CHISA:日本とアメリカと言わず各地方全てアプローチは変わります。ただ演奏を聴かせてるわけではないので。ファンの熱量は海外はかなり高めですが、機材面であったり日本のライブハウスの環境などを考慮しても日本でのツアーが正真正銘のACME100%のパフォーマンス見れるかと思います。

将吾:難しい話ですね。考えてないわけではないですが、それを実行できないと言うか何て言っていいのかわからないです。

RIKITO:基本的には海外でやるときも日本でやるときもアプローチはさほど変わらないですが、日本でのライブはまだ海外と違ってお客さんの声出しなど制限されていることが多いので、その制限がある中でもお客さんには楽しんでもらえるように意識はするようにしています。

HAL:英語は勉強中ですがなかなか流暢に喋ることが出来ませんが日本では我々一番の武器と言っても過言ではない「話術」を披露することが出来ます。なのでジャパンツアーでは2部はトークライブとなっております。そこで皆さんの質問に答えたりツアー中に起こった事などを話して有意義な時間を過ごしております。


■実際11月19日と11月20日の2公演をやってみて、率直に感じたことはありましたか?

CHISA:昨年までのコロナ禍の影響が残るなか開催したツアーでは地元のファンの顔が見れなくて少し寂しいツアーも経験したのですが...今回はようやく良い方向に戻りつつあるのかなと肌で感じました。久しぶりの子たちの顔が見れて嬉しかったです。心のなかで「お互いよく生き延びた」って称えていました。

将吾:地元の人が少しですが戻ってきてくれいるのは、嬉しかったです。また帰ってくるねと思いました。

RIKITO:前回のツアーはコロナの影響もあって来れなかったようなお客さんも、今回のツアーには参加してもらえて、少しずつコロナ前に戻ってきているのかと思えて嬉しかったです。

HAL:ACMEを待っていてくれた人、遠方まで来てくれた人、皆さんの顔を見ながら演奏出来ることがどんなに幸せな事なのかを噛み締めながらドラムを叩いていました。パンデミック前より外出することのハードルが上がっているにも関わらずライブハウスまで来てくれる事に大変感謝しています。


■今回のライブツアーのタイトルは「IN JAPAN」。この超シンプルなタイトルに込められた意味って絶対ありますよね?

CHISA:実は「Resisted temptation」が発表されてからは僕のなかでは「Resisted temptation Tour」と呼んでいるんです。ネタバラシ出来なかったのもあってIN JAPANにはなってます笑

将吾:そうなんですよ、よくお気づきで!日本でツアーやるからIN JAPANなんです(笑)ナンチャッテ

RIKITO:ライブツアーのタイトルは「IN JAPAN」ですが、Resisted temptationを発表してからは正直僕の中ではいつの間にか「Resisted temptationツアー」になっていました(笑)

HAL:タイトルが決まるまで(仮)の状態だったのですがそのまま変えずに来てしまった産物です。


■最後になって来ました。今回も聞いちゃいます。フルアルバム発売と日本でのツアーの後、次なる仕掛けを言える範囲で教えて下さい。

CHISA:初日にMCでも言ったのですがもう1曲新曲をファイナルに披露します。すでに色々仕掛けているのですがこれは各地ライブに来てもらって、ファイナルに来てやっと体感できるものになってます。

将吾:ツアーの後と言うかツアーファイナルでいままでのツアーでの伏線回収みたいな感じ。ツアー終わってこの話をできることを楽しみにしてます。おもしろいですよ。

RIKITO:ツアー初日でも発表しましたが、ファイナルの日に新曲をやるのでその新曲を出す頃にはまた何かしら次なるステップに進んでいると思います。

HAL:このアルバムをきっかけに大手プロダクションと手を組む事になり、大物アーティストとのコラボ、ドラマタイアップ、CHISAの映画出演、海外アーティストを招待した世界最大規模ACME主催イベント「ACME fest」開催などの予定は...していませんが、夢は膨らむばかりです。


■それでは最後にVijuttoke読者に一言お願いします。

CHISA:辛い時期を一緒に乗り越えた証とも言えるアルバムができました、ぜひ聴いてみて下さい。

将吾:福岡県出身のギターの将吾です。ACMEの楽曲は刺さる人には結構刺さるので一回聴いてみて下さい!

RIKITO:まだまだツアーも始まったばかりなので、まだACMEのライブに来たことのない人もアルバムを聴いて興味を持ってもらって是非ライブハウスに来て一緒に最高の時間を過ごしましょう!

HAL:私は音楽が大好きで、みんなと共に歌が歌えたらとても楽しい日になると思いますし、ライブハウスで一緒に遊びたいです。是非ツアーにも来て下さい!待ってます!

Photo by RINA ASUKAI


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12月22日(木)18:00 HOWL / The Brow Beat LIVE report
12月23日(金)18:00 GOTCHAROCKA / The THIRTEEN
12月26日(月)18:00 KNOW麺 / Marvelous Cruelty / ZEILE
12月27日(火)18:00 ACME

Artist INFORMATION

【ストリーミング&ダウンロードにてリリース】

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■発売日 2022年11月23日(水祝)
ACME 3rd ALBUM『Resisted temptation』

1 Resisted temptation
2 Come Back to You
3 RISING SUN
4 月光浴
5 WALK
6 Enchanted
7 GIFT
8 RE:
9 Heaven's Door
10 嘘顔
11 Kagaribi


ACME Live Tour 2022 IN JAPAN
・12 月 17 日(土) 千葉 ANGA
・12 月 24 日(土) 名古屋 ell.SIZE
・12 月 25 日(日) 福岡 DRUM SON
・2023 年 01 月 14 日(土) 渋谷サイクロン(TOUR FINAL)