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映画『007 スペクター』は、もっと血なまぐさい展開が待ち受けていたかもしれない。

ニコラス・ウィンディング・レフン監督は、最新のジェームズ・ボンド映画の監督に選ばれていたが、その注目度の高い仕事を断ったと明かした。

レフン監督によると、サム・メンデス監督が契約する前に、長年続くシリーズの最新作を指揮するよう、イーオン・プロダクションズからアプローチされていたという。しかし、彼は同シリーズのプロジェクトに興味が沸かなかったと言い、そのオファーを断った、と英国のテレグラフ紙に語った。

公開が予定されているスパイ・スリラー映画『The Avenging Silence(原題)』は、レフン監督が考えるようなボンド映画になるのかを尋ねられると、彼は「そうですね、まだ何とも言えませんが、これが自分が望みを何でも実現できる方法であることは分かっていますし、今作ではこれまでで最も多額の予算を与えられています」と答えた。

同作のために、レフン監督は長年ボンド映画の脚本を手掛け、『007 スペクター』も担当したニール・パーヴィスとロバート・ウェイドとチームを組んでいる。

映画『ワンダーウーマン』、映画『バーバレラ』、ライアン・ゴズリングが主演する映画『2300年未来への旅』などのリメイク作品の監督に関しても、レフン監督のもとにオファーが舞い込んでいたが、それらのプロジェクトにも手を出していない。

レフン監督は、ゴズリングが出演した映画『ドライヴ』で、2011年のカンヌ国際映画祭の監督賞を受賞した。後に、彼は映画『オンリー・ゴッド』でもゴズリングと組んでいる。

レフン監督の最新作『The Neon Demon(原題)』は6月24日に公開され、110万ドルの興行収入を獲得している。

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