弱いなら弱いままで。

きのうは沖縄、あしたは北海道。日本を転々としつつノマドな人生を送ってみたい!(1940文字)

2013/05/09 15:37 投稿

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日本代表サポーターを100倍楽しむ方法  ~サッカーとボクと、時々、ノマド~

 村上アシシ『日本代表サポーターを100倍楽しむ方法 サッカーとボクと、時々、ノマド』を読んだ。サッカー観戦にハマって日本代表を追いかけ世界中を回る著者の旅の記録とでもいうべき一冊。とても面白い本なのでオススメである。

 が、ぼくが最も興味深く読んだのは著者が自分の「ガチノマド」生活を綴った箇所だった。著者は一年の半分を生活費(及び旅行費)を稼ぐために働いて、のこり半分をサッカー観戦に費やすという生活をしているのだ。

 日本に住んでいるときはマンスリーマンションを借り、世界に旅立つときにはそれを引き払ってしまうので、固定した家というものは存在しない。まさに「住所不定」の生活なのだ。ある意味では正しく「ホームレス」といえないこともないだろう。

 いやー、これはね、ちょっとあこがれるね。著者にとっての優先順位第一位はサッカー観戦であり、生活のほかの部分は完全にそぎ落としてしまっている。そしてまた1年の半分を旅に過ごしているわけだから、著者はそもそもほとんどモノを持っていない。

 かつて、たくさんモノを持っていることが豊かさの証明であるような時代があったわけだが、著者の哲学はそれとは正反対で、生活のすべてをサッカー観戦という目的に合わせチューンしているわけだ。まさに現代のノマド(遊牧民)。

 著者はべつにグローバルエリートでもなければアーティストでも資産家でもないが、それでもやろうと思えばこういう暮らしができてしまうのである。前の記事でも書いたが、この本に啓発され、ぼくもちょっと東京あたりに住んでみようかな、ということを考えている。

 村上アシシは文字通り世界中を旅してまわっているわけだけれど、とりあえずいまのぼくにそこまでの根性はなく、お金もない。しかし、日本国内でちょっと住む場所を変えてみるくらいならすぐにでも可能なのではないか。

 プロブロガーとは名ばかりの定収入ながら、副収入と合わせ最低限の生活費は稼ぎ出せるようになったので、やろうと思えばできるのだ。御存知の通り、ぼくの「仕事」はパソコンひとつあればどこでもできる。

 世田谷あたりにマンスリーマンションを借りて、たまに友人たちと逢ったりしながら、のんびりひとり暮らしというのも悪くない。わずか数週間のことなら部屋が壊滅的に汚れるという事態も回避できるかもしれないし……。

 当然だが、このまま実家で暮らしていることと比べるとお金はかかる。しかし、Googleで調べてみたところ、どうにもならないというほどの金額でもないようだ。いますぐというのはさすがにむずかしいが、あと半年くらいしたらそうできるくらい収入が増えているのではないか、と皮算用している。

 もちろん、それは東京に永住するということを意味するわけではない。半月かひと月くらい都会暮らしを楽しんだら新潟に帰ってきてもいいし、今度は京都とか北海道といったところにふたたび引っ越すということもできる。

 わずかな洋服とケータイ、パソコンくらいにモノを断捨離できていたら、そういう生活も可能なのではないだろうか。まさにノマドライフである。一度やってみたいな、そういう生活。

 

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