高瀬志帆『おとりよせ王子飯田好実』第1巻と第2巻を読了。いやー、これ、おもしろいわ。よしながふみの『きのう何食べた?』とか柳原望の『高杉さんちのおべんとう』あたりに連なる「お食事漫画」なのですが、その食事を自分で作るのではなくネットの「おとりよせ」で済ませているところが新機軸。
一見すると平凡なサラリーマンの主人公が毎週水曜、「おとりよせ」の食品を楽しんでいるというただそれだけの話であるものの、読んでいると自分もふらふらと「おとりよせ」したくなることは確実です。だって、美味そうなんだもん! じっさい、美味いんだろうし。
『美味しんぼ』に出て来るような高級料理の数々は、しょせんじっさいに食べてみることができるものではないし、仮に食べられるとしても、ほんとうに美味しいのかどうかはっきりしない。
それに対してこの『おとりよせ王子飯田好実』に出て来る料理は、どれも実在するおとりよせ食品で、食べたいと思ったならネットで注文すればすぐに食べられるのです! いや、ほんと、素晴らしい。リアルとリンクした漫画なんですね。
ちなみにこの漫画、すでにドラマ化されていて、名古屋あたり(?)のテレビ局で放映しているらしい。そのウェブサイトを見に行くと、当然のように作中に登場するおとりよせ商品へとリンクが張ってあります。たとえばこれ。
http://item.rakuten.co.jp/foodshonpo/10000177/
「松阪牛大とろフレーク」。「松阪牛」で「大とろ」ですよ。何だか美味しそうじゃありませんか。2011年、2012年と2年続けてモンドセレクションで最高金賞受賞というのもなんだか凄そう。いやー、ちょっと食べてみたいかも。
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