自意識のわな。すべての小説新人賞に存在する「第0次審査落ち」とは何か。(960文字)
「すべての新人賞には第0次審査落ちがある」。釣りタイトルのように見えて、その実、ほんとの話。多くの小説、漫画などの新人賞では第1次審査、第2次審査、第3次審査、などと関門があるわけですが、その前に「第0次審査」があるということです。
つまり原稿を出すまでが「第0次」。この「第0次」で落ちているひとは少なくないはずです。ようするに、原稿を出すこともできずに終わっているということですね。その理由はもちろん、色々と考えられます。
単純に書くのが遅くて間に合わなかったとか、規定枚数をオーバーしてしまって出せなかったとかね。ただ、それ以上に多いのは自意識の問題で出せなかったひとではないでしょうか。つまりまあ、どんな作品も出しさえしなければ落選しないわけです。
だから、必要以上にプライドが高いひとは作品を出すことすらできない。出して落ちたらショックですからね。しかし、当然、出さない原稿が受賞することはありえません。だから、出したいのに出さずに終わっているひとは第1次で落ちているひとよりもっと前の段階で落ちているに等しいことになります。
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
2012/11/29(木) 07:47 メルマガVS電子書籍。ネットで文章をお金に変えるならどちらが有利か。(2251文字)
2012/11/29(木) 08:59 本物の大人になれないまま自分を大人に見せようとするひとたち、「似非大人」の正体。(2195文字)
コメント
コメントを書く