弱いなら弱いままで。

並行世界の設定は物語のテンションを落とすのか。

2020/11/17 11:11 投稿

コメント:1

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 赤松健『UQ HOLDER!』の新刊がなんだかすごい展開になっています。『魔法先生ネギま!』以来のラスボス〈はじまりの魔法使い〉との決戦を控え、あと少しで物語も終わりかと思われたところでストーリーラインは急旋回、予想しなかった方向へ舵を切っている。」

 あまりにあまりの急展開なので、かえって信用できないというか、結局はもとの方向性に戻すのではないかという気もするのですが、いや、いったいどうなるんだろ、非常に先の展開が気にかかります。まさかいまさらタイムマシンとか出て来ないよね?

 この作品はそろって不老不死の主人公たちの活躍を描いているのですが、いままではその「不死」の面につよく脚光があたり、「不老」についてはそこまで追求していない印象がありました。

 何しろ不老不死連中がたくさん出てくるのだから、『ファイブスター物語』のように幾千年を経る物語にしても良さそうなものなのだけれど、ここまで

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コメント

>「この戦いで主人公たちが負けたとしても、あるいはだれかが死んでしまったとしても、そうではない世界がちゃんと存在する」ということになってしまうと、

 これ、むしろ逆の方が大問題に思えるのですよね。
 この世界で主人公たちがどれだけ頑張って勝っても、敵の方が勝った世界も同時に分岐していくだけなんだよなっていう。

 なおかつ主人公たちが苦労していればいるほど、敵が勝った世界の方が多数派である可能性が高くなっていくわけで。
 苦労も勝利も薄っぺらくなっていく気がしてならないのです。無数の平行世界の設定上では。

No.1 47ヶ月前
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