皆さんは『私のジャンルに「神」がいます』という作品をご存じでしょうか。ツイッターに「同人女の感情」と題して掲載されていた作品たちをまとめた本なのですが、これが何とも面白い。
といっても、べつだん技術的に優れているわけではなく、波乱万丈の物語があるというわけでもない。ただただ、ひとりの「神」を巡るいろいろな「同人女」たちの「感情」描写のあまりといえばあまりの適切さに魅力がある、そういう漫画です。
この作品、一時期、それこそ「同人女」界隈で爆発的に話題になり、新作が公開されるたびにさまざまな阿鼻叫喚を生んでいたのですが、部外者のぼくでもその気持ちがわかるくらい何ともいえず「刺さる」描写があふれています。
単なる「あるある漫画」の次元を超えて、「あるあるあ……ぎゃあああああああああ!漫画」とでもいうべき傑作でしょう。
あるいはわからない人にはまったくわからない世界であるのかもしれませ
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