毎日新聞のウェブサイトに「これじゃあ男もしんどくない?「鬼滅の刃」の男女観」と題する記事が掲載されて、いま、炎上している。執筆者は元サンデー毎日編集長の山田道子という人物。

 この内容が、もう、めちゃくちゃ。お金を払ってまで有料部分を読みたくないという人が大半だと思うから、ここにその有料部分の一部を引用しておく。いや、これ、ほんとうにひどいね。

 女性向け漫画の世界では最近、「女の子」をやめた元アイドルを描く「さよならミニスカート」(牧野あおい、集英社「りぼん」連載)など男性社会に異議を申し立てる作品が話題になっただけに、「鬼滅の刃」は男性と女性の描かれ方が気になった。

 「鬼滅の刃」は、少年漫画雑誌の雄での連載、舞台が大正時代なのは重々承知ではあるが、禰豆子は基本「助けられるヒロイン」。鬼にならないように竹の口枷(くちかせ)をくわえているのは「女はしゃべるな」みたいに私には思えるし、鬼