『エヴァ』にカタルシスがないと感じる人へ。
『アオアシ』が!面白すぎる。この作家さん、『水の森』の頃から追いかけていたんだけれど、いやー、良いですね。実に素晴らしい。弱い自分自身を乗り越えて成長していく者たちの物語。王道のスポーツ漫画です。
で、この「自分を乗り越える」という概念について最近、いろいろと考えています。まずは自分自身の弱さ、愚かさ、醜さ、小ささ、与えられた環境への恨み、他者への妬み、怒りや憎しみといった負の感情などを「乗り越える」ことを「成長」と呼ぶことにしましょう。
「自分を乗り越えるための戦い」とその結果としての「人間的な成長」は物語の大きなテーマで、結果として「乗り越えられた者」をここでは「大人」と呼ぶことにしたいと思います。
少なくとも現代においては、どうやって「大人」になるかということは物語のひとつの大きなテーマとして存在しているといって良いでしょう。
たとえば、『新世紀エヴァンゲリオン』は「乗り越
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コメント
コメントを書く(ID:800152)
誰もが乗り越えられる側ではないですし、Fateの桜も主役ではなく救われるヒロイン側ですから
さらに言ってしまえば、コンテンツは人を勇気づけたり、希望を持たせたりもしますが、完全に逆の方向にも働くことができます
救われない物語にも価値はあるという・・・