掌編小説「女王」。
掌編小説を書いてみました。技術的にはだいぶマシになったと思うのですが――どうでしょう。もう少し表現を磨けばいくらか面白くなるかもしれないけれど、まあ、とりあえずこんなもので。あ、内容はわりと18禁です。エロ好きだなあ、おれ。タイトルは「女王」で。
◇◆◇
うるわしの都――美と、享楽と、絢爛たる芸術趣味が隅々まで行きわたった神秘の都市。
その街は、白玉のアルティスと呼ばれていた。白亜の街並みがきわだって美しく人びとの心を捉えたゆえに。
伝説によれば、それは、神をも怖れず暴虐のかぎりを尽くしたある国王が、たったひとり愛し慈しんだ王妃から採った名であるともいう。
その古の暴君の御代から幾百年、いままた、うるわしのアルティスはひとりの凶王の治世を迎えていた。その名をグラム王。透きとおるような白皙の膚をもつ美丈夫で、背丈は高く、物腰は柔らか、玉座に飾る細工品としては瑕疵ひとつない若者であ
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2018/12/21(金) 17:33 翻訳が短篇三本しかないウルトラマイナー作家ストーム・コンスタンティンを紹介するよ。
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