食中毒が気になる季節になりました。皆さんのご家庭ではどのようなことに気を配っていますか? 「まな板や包丁を除菌・消毒」「生ものは加熱調理して食べる」など、注意しなければならないポイントはたくさんありますが、その中で意外に知らないのが食品の保存方法。
何でもかんでも冷蔵庫に放り込んではいませんか? 中には冷蔵の必要のない食材もあるんです。台所製品でおなじみの「LION」のサイトでは、食品保存の基礎が学べます。今回は見落とされがちな食品保存の方法をいくつかご紹介します。
まずは冷蔵するものとしない物を区別します。「LION」のサイトによると、冷蔵しなくて良いものは、バナナやパイナップル、マンゴーなど南国の果物。野菜ではイモ類や丸ごとのカボチャ、ゴボウやタマネギなどだそう。
また、意外なところではお好み焼き粉やホットケーキミックスも開封したら冷蔵したほうが良いとのこと。東京都の食品安全情報サイト「食品衛生の窓」によると、開封後のお好み焼き粉やホットケーキミックスにはダニ類が多量に繁殖する危険性があるんだとか!
ダニが混入した食品を摂取するとアレルギーを起こすことがあります。ダニやハウスダストアレルギーをお持ちの方は要注意ですね。開封後は早目に使い切るのが一番良いですが、どうしても保存しなければならない時は、すぐに冷蔵庫へ。低温ではダニは繁殖しないので安心です。
この他「LION」のサイトには「冷蔵庫内の各エリアにはどの食材を保存したら良いのか」「食材別の保存方法」「冷凍の基本」「上手な解凍方法」など、目からウロコの保存方法がたくさん。「食品衛生の窓」のサイトでは食中毒発生状況などがチェックできます。
自らの手料理で家族が食中毒を起こしたなんてことになったらショックですし、悔しいですよね。食品の保存方法に目を向け、暑さに負けず楽しく美味しい食生活を送りましょう。
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(文/六島京)