京阪グループのフラッグシップホテル「THE THOUSAND KYOTO (ザ・サウザンド京都)」は、2021年5月より、京都のホテルでは初めての取り組みとなる「都市養蜂プロジェクト」を始動し、今年で活動4年目を迎えました。

そして、2024年4月上旬、ホテル屋上で大切に育てたミツバチからの恵みである京都産のはちみつを採取。これは今年初となる採蜜で、まさに「春一番」のはちみつとなります。

京都駅前のホテル屋上で採れたはちみつは、たくさんの種類の花々や樹木からミツバチが思い思いに集めて生成した「百花蜜」。半径2〜3kmの植物を蜜源にするセイヨウミツバチの習性から、京都駅周辺の公園や寺社、家庭菜園の植物などから蜜を運んできたと考えられます。THE THOUSAND KYOTOでは、生物多様性の保全に一定の役割を果たしているミツバチを飼育し、副産物としてのはちみつを採取。ホテルの屋上で採れた地産地消の食材として、今年もホテル内レストランでの提供や、瓶詰での販売などを予定しています。

同ホテルは「Think 1000 year comfort.」をスローガンに“次の千年”につづく新しい心地よさで、快適さとサステナビリティを追求した感動体験を届けています。また、「都市養蜂プロジェクト」は、京阪グループが推進する「京阪版SDGs」として循環型社会の実現を目指すライフスタイルを提案する「BIOSTYLE PROJECT」の取り組みの一環ともなっています。

健康的で美しく、クオリティの高い生活を実現しながら、SDGsの達成にも貢献していく。京阪グループでは、そんな循環型社会に寄与するライフスタイルを「BIOSTYLE(ビオスタイル)」として展開しています。規制や我慢だけから生まれる活動ではなく、“人にも地球にもいいものごとを、毎日の生活の中に、楽しく、無理なく、取り入れていくことができる明るい循環型社会の実現”に貢献するため、京阪グループにできうるさまざまな活動を推進していくものです。

植物は種子を作り世代を新たにするために「受粉(pollination)」を昆虫の活動に託しています。その役割を担う昆虫の代表格がミツバチで、香りに誘われ花を訪れ、蜜を吸っている間に体に付着した花粉を他の花へと運びます。栽培されている作物の多くがミツバチに依存していると言われるほど、植物の生育と繁栄になくてはならない存在です。

ミツバチの減少が叫ばれるようになって久しく、世界中の農業が苦境に陥ると言われています。そんな中で、日本国内では都市部であっても養蜂するプロジェクトが始動し、全国的にネットワークが構築されるなど徐々に広まっている活動となっています。

京都駅前のホテル屋上で採れたはちみつは、宿泊客やレストラン利用客など採取場所と消費場所が密接にリンクするという点がポイントです。生物多様性の保全に貢献し、地産地消によるSDGsを実現しようという試みとしてもわかりやすい活動により、利用の際の動機づけとしても効果的な施策となっています。

・※関連リリース:【京阪ホテルズ&リゾーツ株式会社】都市養蜂プロジェクトを始動!

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