結婚相談所IBJは旅行会社の日本旅行と協業し、2泊3日の『ひめじ出逢えるワーケーションツアー』を2024年2月23日(金祝)~25日(日)に実施しました。定員の4倍以上の申し込みが殺到し、マッチング率は50%という結果を残しています。

同ツアーは「出逢い×観光」をテーマに、移住定住を目的とした婚活支援として開催されました。姫路市を出会いの場にすることで、楽しく思い出のある地として印象付け、ここで出会った参加者が今後も繰り返し訪れるきっかけを創出することが狙いです。

ツアー内では「姫路市立美術館」「姫路セントラルパーク」「灘菊酒蔵」といった市内の人気観光スポットへの訪問や、ご当地グルメを味わう機会を設けることで、地域活性化に繋げました。申し込みの倍率からもイベントの需要が伺え、今後も多くの人々を地域へ送り込むきっかけとなりそうです。

また、互いのことを知るためのイベントとして「オリジナル香水作り」を共同作業で行ったり、コミュニケーションを気軽にとれるようオープンチャットを活用したりと、マッチングを促進するためのアイデアも盛り込まれました。スタッフが参加しない自由散策の時間には、オープンチャットで共有された行きたいスポットや食べたいものを参考にして、二次会に誘うきっかけが生まれたようです。

最終日には市内のコワーキングスペースで婚活セミナーを開催し、参加者は結婚するにあたって求めるものや譲れないものなど価値観を互いに共有しました。結婚に対する理解を深めるきっかけとなり、IBJならではの婚活ツアーらしさも垣間見られました。

通常、おでかけ系の婚活ツアーは日帰りで一つの目的地へ立ち寄ることが多いなか、2泊3日の宿泊プランに設定することで参加者同士が互いにじっくり交流できるようになり、マッチング率の向上に成功しています。また、移住や定住を考えている人はもちろん、そうでない人も今回のツアーに参加することで姫路市が特別な場所となり、思い出の地としての再訪が期待できそうです。

マッチング率がアップすると主催会社のイメージや評価も上がることから、参加者、旅行会社、結婚相談所にとって三方よしの企画とも言えるでしょう。少子高齢化や地方の人口減少が嘆かれる今、こうした掛け合わせのマッチングイベントは二つの問題を一気に解決する糸口になりそうな施策がありました。

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