学校内にリサイクル回収箱を設置し、紙製容器のパッケージを回収。そして、古紙再生の専門技術を持つコアレックス信栄株式会社の協力のもと、回収された紙製容器包装のリターンとして「スマイルエコチャレンジ」特別デザインの再生トイレットペーパーが贈呈されました。
今回の取り組みでは、まずはキックオフにてロッテから代表会議のメンバーと課題を共有するところから始まりました。紙製容器包装の回収が他の資源ごみに比べ進んでいない世の中の現状を伝えるとともに、代表会議の皆さんから全校にて回収推進を図る旨をアナウンス。文化祭などの機会を通じて、自作の回収箱の設置増設など、校外へも紙製容器包装を回収の取り組みと重要性をアピールしました。
そして、回収された紙製容器包装は、コアレックス信栄株式会社とロッテより回収量に応じたスマイルエコチャレンジデザインのトイレットペーパーとなり、学生たちへ贈呈。取り組み後の意識調査では、19%の生徒の行動に変化が現れる結果となりました。
また、実施後のアンケートでは多くの「意識が変わった」という声が寄せられたといいます。「ごみの対処を変えるだけで、いいことが増えるという点に、これからもしていこうと思いました」「意外とリサイクルできる箱はたくさんあって驚きました。せっかく立派な箱なのにもったいないと思っていたので、回収の機会があってうれしいです」「きちんとリサイクルできるものはリサイクルしようという意識ができた」、「お菓子を食べるたびに『この箱は資源ごみとして出せるのか』と見るようになり、なるべく分別して捨てようと意識するようになった」といった感想があがっています。
ロッテでは、ガムボトルの容器回収リサイクルの実証実験を行う(※1)など、容器包装等における持続可能な社会の実現に挑む、さまざまなチャレンジを「スマイルエコチャレンジ」と名付けて実施しています。今後もステークホルダーとともに、サプライチェーン全体での持続可能な社会の実現に向けた「スマイルエコチャレンジ」を推進していくとしています。
今回ロッテが実施した、紙製容器包装のリサイクル活動。包装と切っても切れない関係性である大手菓子メーカーのロッテが行うことに大きな意味がある取り組みであるとともに、実施後の学生たちの意識変化が顕著であることも実証しているところがポイントです。
普段生活している中で何気なく扱ってしまいがちなことも、あらためて問題提起と課題として取り組むことで自分ごと化することができ、以降の生活でも意識が変化するということをあらためて気づかせてくれる事例がありました。
・※1関連リリース:プラスチックの資源循環に向けた取り組み ガムボトル容器回収リサイクルの実証実験を開始
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