新パッケージでは、「亀田の柿の種」の独自性である「カリッと食感」を追求したパッケージリニューアルとなっています。これまでの“お父さんの定番菓子”というようなイメージから、“いつでも・どこでも・だれとでも楽しめるお菓子 ”として、あらゆるシーンでさまざまな方に手に取ってもらえることを目指したものです。
「亀田の柿の種」の大きな特徴はその形状にあります。2020年にX線CT解析を用いた調査では、「亀田の柿の種」は生地の中に大きな空洞があることが明らかになりました。徹底して薄さにこだわった生地を高温で一気に焼き上げることで中がぷくっと膨らみ、空洞を生み出します。この空洞構造が、「亀田の柿の種」ならではのカリっとした軽快な食感の秘訣となっています。
「つまんではカリッと」する無意識な動きによって生まれる楽しいリズム感は「亀田の柿の種」の大きな特徴です。その「カリッと」という表現を大きく記載。また、柿の種やピーナッツのシズルもちりばめて、軽快な食感で日常生活に生まれるリズム感をより表現しています。今回のデザインリニューアルは、わさび、梅しそ、減塩も同様に実施の予定となっています。
さらに、今回のデザインリニューアルにて、色覚の個人差を問わず多くの方により安心して楽しんでもらえるように、「180g亀田の柿の種6袋詰」には、パッケージデザインの配色にユニバーサルデザインを採用。NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構より、「カラーユニバーサルデザイン(CUD)」の認証を取得しています。このCUDマークはNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構により、認証された印刷物、製品などに表示できるマークです。
「亀田の柿の種」にピーナッツが入ったことにより、1966年からその歴史をスタートさせた「亀田の柿の種」。そこから約58年間に渡って、現在の新パッケージに至るまで時代の変化とともに、さまざまな進化を遂げてきました。
長年にわたって愛されるロングセラー商品となった「亀田の柿の種」のパッケージリニューアル。商品の最大の特徴をストレートに表現する一方で、海外のファンに向けた訴求も盛り込まれるなど、これからの市場を視野に入れた多角的なパッケージデザインへと進化を遂げました。
慣れ親しんだパッケージの延長線上にありながらも、細かなリデザインによりイメージはそのままに、時代の変遷に合わせて、より広くたくさんの人に手にとってもらいやすいパッケージデザインを追求してきた変遷も興味深いものがあります。
人口規模が縮小していく日本国内での消費では、これまでのコアなターゲット層以外にも親しみを届けることが必須となりつつありますが、さらに海外に向けての市場開拓も必須となってきていることが感じられる事例となっています。
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