“It’s Not a Water Bottle(これは水筒ではない)”というタイトルのCMは「これはテニスラケット、これはボール、そしてこれはネット」と、画面に映し出される物の名前を読み上げていくシーンで幕を上げます。一体何の映像を見せられているのか困惑する視聴者をよそに、画面にair upが映し出されると「そしてこれは水筒ではない」 と意外な一言が流れます。どこからどう見ても水筒だとしか思えない商品が“水筒ではない”理由は、香料を活用することで水そのものの風味を変えてしまう“まったく新しい商品”であるというメッセージが込められているからです。
尖った特長を持つ商品を広告する際に、あえて従来のカテゴリーの中でポジショニングするのではなく“完全に新しいジャンルの物”であると打ち出すことで意外性抜群のコミュニケーションを作ることができるかもしれない……そんなヒントを与えてくれるCMでした。
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