1964年に発売した「かっぱえびせん」は、カルビーの創業者(松尾 孝)が幼少期の好物であった“川えびの天ぷら”に着想を得て誕生した、今年で発売60周年を迎える商品です。何度も試行錯誤を重ねた結果、新鮮な天然えびを殻ごと丸ごと使用することで、風味のよい、戦後の食糧難でも手軽にカルシウムが摂れる商品が完成しました。そして、60年経った今も人気の高い、ロングセラー商品となっています。
今回、発売60周年を記念し、戦後復興のシンボルである広電とコラボレーションして、「かっぱえびせん」をラッピングした3両編成の車両を広島駅~広電宮島口駅間で1年間運航されます。運航開始当日には、広電西広島駅構内で、出発式が開催されました。
このほかにも、今年はさまざまな企画を実施予定です。広島東洋カープのオープン戦初日には、マツダスタジアムを「かっぱえびせん」60周年で彩り、26gのかっぱえびせんを10,000名にサンプリング。「エディオンピースウイング広島」で行われるJリーグおよびWEリーグ公式戦、約30試合で「ありがとう!かっぱえびせんセット」(6種類セット)を毎試合10名プレゼントなど、今後発表予定の企画にも期待が高まります。
かっぱえびせん発売60周年記念の広島電鉄ラッピング車両が1年という長期間の運航。「このえび、とーまれ!」という60周年のキャッチコピーとともに、指に見立てられたかっぱえびせんのイラストが特徴的です。発売当初の昭和ノスタルジックさのあるデザインに、積み重ねてきた歴史と愛されるロングセラー商品の趣を感じます。
ラッピング車両を眺めることができる1年間に並走する形で、どんなアイデア施策が打ち出されていくのか見守りたい取り組みがありました。