スター印グラフィーは、SF映画のメカやロボをモチーフにしたアーティスティックな法人印鑑です。この新作は、実印や銀行印に使用する丸印には機械で造られた惑星をイメージし、角印には宇宙船やロボの装甲板を表現したものです。スター印グラフィーはメカニカルなパターンに見えつつも、文字をベースにして意味あるデザインを追求したものとなっています。法人登記や金融機関への登録もスムーズに行えるため、起業家や個人事業主はもちろん、クリエイターやフリーランスの方におすすめしたいデザイン印鑑となっています。
材質は山桜などの“天然木材”、樹脂と木材を織り交ぜた“強化木材”、建材技術で作られた“圧縮天然木材”、チタンやカーボンなどの“新素材”と15種のハンコ材から選べます。
2023年8月、社内デザインスタッフはSF映画からインスパイアを受け、「印鑑もメカメカしいデザインがカッコいいのではないか」というアイデアに至り、開発がスタートしました。趣味としてプラモデル制作に興じる他のスタッフも参加し、パネルラインのようなデザインについて熱い議論が繰り広げられ、その中で開発が進展しました。数々の試作を経て、デザインの基本ルールや彫刻における取り決めなど、製品化に向けた製造プロセスが整備され、ついに12月に完成に至ったものです。
重要視したポイントは、文字としての可読性を微妙に保ちつつ、メカメカしいパネルラインを再現すること。文字や字画の正確な解釈を組み込みながらも、デザインの基本ルールを策定したといいます。彫刻においては、屋号の文字で構成されるパネルラインを適度な細さで均等の太さに仕上げ、無機質でありながらもスタイリッシュで未来的なSF感を演出する工夫が凝らされているのも特徴です。
印グラフィーは、印鑑を「使うもの」から「自分を表現するもの」へ変えることを目指し、タイポグラフィを活用し、多様化するそれぞれの価値観、自分らしさを表現することを目的としたデザイン印鑑です。
モダンデザインと紀元前より続く伝統的な印鑑文字を組み合わせ、今までになかった印鑑デザインとして2018年7月に「ディスク印グラフィー」「ライン印グラフィー」を発表。その後も新作デザインを発表し続け、「印鑑 デザイン」でお探しの方に個人・法人問わず好評を得ているアイテムとなっています。
デジタル化推進の波により印鑑市場は縮小傾向と言われていますが、デザインの力によってブランディング化を達成している好例。手続きに必要だから作成するという消極的な動機ではなく、「自分を表現するもの」として積極的に選んで使うものへと好転させているところがポイントといえそうです。斜陽と言われるジャンルにおいても、アイデア次第では潜在的な需要の掘り起こしとブランディングが可能ということを示唆してくれた事例といえそうです。
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