日本でもお馴染みの大手チェーンから現地でのみ楽しめるローカルチェーンまで、ファストフードの本場アメリカには多種多様のブランドが存在しています。それぞれが自社ならではの独自性をアピールしながら競合との差別化を図っており、少し前には味付きフライドポテトが流行したり、2019年頃にはチキンバーガーが爆発的なブームを起こすなど、移り変わりの激しい業界としても知られています。

そんな中、テキサス州を中心に全米で約1000店舗を構えるローカルチェーンのWhataburgerは骨なしのフライドチキンに濃厚なソースを絡めた新商品「WhataWings」の発売に際して、“骨がないフライドチキンは果たして本当にフライドチキンと呼べるのか”と問いかけました。

企画動画は法廷で「骨の入っていないフライドチキンなんてフライドチキンではない」と感情的に主張する主人公の男性に対して呆れ返った表情を浮かべる陪審員や傍聴者の様子を映すシーンで始まります。どうやら男性はWhataWingsに骨が入っていないことが気に入らず、フライドチキンの本質からずれてしまっていることを訴えているようです。

そんな男性の声に耳を傾けることなく動画は続き、フライドチキンにとって大切なのは骨の有無よりもしっかりと鶏肉本来の味が楽しめるか、ソースをはじめとした味付けがされているかどうかであると定義し動画は幕を下ろします。ハニーバターやハニーバーベキュー、バッファローソースから甘辛ソースまで、4種類のソースの濃厚な味わいを楽しめるWhataWingsはたとえ骨が入っていなかったとしても間違いなくフライドチキンであるというメッセージを、あえて逆の立場を貫く男性の目線で描くことで興味を惹こうと試みた施策でした。

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