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一人世帯の増加で需要は高まっている?「高速!おせちと雑煮」という選択肢

2023/12/30 06:30 投稿

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関西一円で高級折詰弁当・おせち料理の製造を手がける一冨士ケータリング株式会社は、「高速!おせちと雑煮」の製造と販売を開始しました。新年のお膳はきちんと用意したいけれど量の多いおせちは要らない、縁起物の食材を少しとご当地のお雑煮さえあれば……そんな要望にぴったりな調理済セットとなっています。

製造元の一冨士ケータリング株式会社は、4万セットのおせち料理を全国の百貨店で発売する、創業120年を超える老舗です。最近では冷凍の高級調理済み鍋「高速!鍋奉行」などでも知られています。今回の商品開発の背景には、近年「盛り沢山なおせちではなく、縁起物だけのミニおせちがあれば」や「地元の美味しいお雑煮が欲しい」などの声が多く届いていたことがあるといいます。

おせち料理には欠かせない、黒豆、田作り、栗きんとん、数の子、棒鱈、伊達巻など15品をきちんと取り揃えました。冷蔵庫で約12時間解凍するだけの手軽さが特徴です。また、一緒に届けられるお雑煮は、「東京江戸雑煮」「京風白味噌雑煮」「ミックス:東京と京風を1食ずつ」の3種類から選べるようになっています。

東京江戸雑煮は、かつおや焼きあご、昆布で取ったすましの出汁に、鶏肉と焼いた角餅で仕上げた一品。忙しい江戸っ子がたくさん作れるように切り餅が主流になったと言われているものです。

京風白味噌雑煮は、昆布と白味噌で仕立てた出汁に、里芋、柚子などであっさり仕上げ、焼かない丸餅の組み合わせ。具材を丸くしつらえることで「家庭円満」「物事を丸く収める」と願掛けの意もあるものです。

日本国内の単独世帯(世帯主が一人の世帯)は年々増加している傾向があり、2040年には単独世帯の割合が全世帯の約40%に達すると予測されています(※1)。

普段は別々に住んでいても年末年始には帰省で集まるという行動習慣も、コロナ禍を経て大きな変化を遂げました。お正月気分は味わいたいけれど、自分だけで食べ切れる量がほしいという需要は今後も高まりそうなところで、ネット注文できてコンパクトで冷凍保存可能、これからの需要にフィットした商品開発と発売の事例がありました。

・※1参照元:日本の世帯数の将来推計(全国推計)―2015(平成27)年~2040(平成52)年 ―(国立社会保障・人口問題研究所)

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