果てしなく広がる砂漠の中を黙々と歩いている一匹のカメ。ゆっくりですが、一歩一歩、歩みを進め、小高い山を乗り越え、砂嵐の中でも、その歩みを止めずに力強く、着実に前進し続けます。国内で初めてのCMソング起用となるサイモン&ガーファンクルの往年の名曲「明日に架ける橋」をBGMに、「明日に架ける橋になりたい」、「一歩、一歩、170年」と綴っています。
IHIは江戸時代(1853年)、ペリーの黒船来航をきっかけにつくられた造船所からはじまり、日本初の技術、製品、数多くの社会インフラを手がけてきた総合重工業グループ。CMでは創業当初の激動の時代から今日まで、果てしない道のりを歩んできた同社として、新たな時代へ向けてこれからも変わらず、未来へ技術を繋いでいくべく、「どんな困難にも負けず、これからも歩みを止めず、より良い明日へ、技術をもって社会の発展に貢献する」決意を表した内容となっています。
造船から始まった技術を発展させ、磨き続け、日本の歴史と共に発展してきた創業170年の軌跡と、未来への着実かつ力強い歩みへの予感させるこちらのCM。「砂漠の中をカメが歩みを進める」という最小限の情報だからこそ、一目見ただけでCMのメッセージが理解できます。また一方で、CMは視聴者に見てもらえないと伝えられません。その点、国内初起用という「明日に架ける橋」が冒頭から流れることによって、画面に意識を向ける人も多いことでしょう。