「集合写真で横になる人」、「なぜか円周率めっちゃ言える人」、「通学中、道端の花の蜜吸う人」といった、学生たちから寄せられたエピソードの中で、厳選された200件を、テキスト・イラスト・実物で展示するというものです。
コクヨは、これまでにもファンイベントや直営店運営を通じて、来店する方々が文具について楽しそうに会話されている姿に数多く触れてきました。そんな中で、文具の話題で盛り上がることができるのは、背景として学生時代に文具を使った経験が共通しているからこそではないかと考えに至り、今回の企画が誕生しています。また、文具をはじめとした懐かしいモノとともに、学生生活のエピソードが思い返せるような展示の開催へとつながりました。
来場者が「あんな子いたよね」と誰かに話をして共感を得られたり、自分しか分からなくてまったく共感を得られなかったり、この展示を通じてご家族やご友人と会話が生まれるきっかけになればとの思いが込められています。
さらに、今回の展示はコクヨの文具好きコミュニティの大学生メンバーと共創となっています。展示検討には、現役の中高生に近い視点を加えることで、老若男女問わず楽しめる企画となっています。
ファンイベントや直営店運営を通じて文具好きの声を積極的に集めているコクヨの最新企画。文具の話で盛り上がる人の背景に、学生時代に文具を使った経験という共通記憶があるからという気づきを生かした展示企画です。
そして、この展示をきっかけに文具への思いをあらためて感じてほしいということで、選ばれた今回のテーマにもっとも近い学生との共創で展示を作り上げるというところもポイントです。DX化の波で、文具は嗜好品としての性格がますます色濃くなってきています。そんな中で、商品の工夫もさることながら、文具を愛用してくれている人たちとのコミュニケーションが大切とし、次々とコミュニケーション施策に取り組んでいるコクヨの姿勢に好感が持てます。