古くから生活の中で験担ぎを重んじてきた日本人。その語源は「縁起を担ぐ」が、江戸時代に流行した逆さ言葉(倒語)によって「縁起」→「ぎえん」→「げん」に変化し、「験(ゲン)担ぎ」になったと言われています。また鯛(めでたい)、昆布(よろこぶ)、五円玉(ご縁)、かつ丼(勝つ)といった縁起の良い言葉の語呂合わせも言葉を大切にする日本人の知恵であり文化や風習と言えます。
そんな日本ならではの考えに倣い、エドウイン流に験を担ぎ、国内自社工場で作られた「受験ジーンズ」。さまざまな技術と験担ぎの工夫が施されています。
【色が“落ちない”】
経年による色落ちはジーンズの特徴ですが、この受験ジーンズに使用しているデニムは色が「落ちない」特別な素材。色味は「藍勝色」と呼ばれる紺よりも濃い藍色で、古くから武士たちに縁起色として好まれていた色が再現されています。常に綺麗な色で穿きたい人にとっても、ジーンズの色落ち問題を解消する新しい提案となっています。
【五角(合格)ラベル】
通常は四角形で作られる事が多い革ラベルを縁起の良い「五角(合格)」にした特別仕様に。
【“すべらない”テープ】
スラックスなどビジネスシーンで定番の「すべらないテープ」をジーンズにも応用。テープには、受験生を応援する特別なメッセージが入っています。
【“伸びる”ストレッチ素材】
勉強や試験、長時間座っていても疲れない快適なストレッチ素材を使用。生地と同じように学力も伸びるかも?
【特製「(ED)WIN」タブ】
通常は1色で表現されるバックポケットのEDWINタブを特別に「WIN(勝つ)」だけを赤で際立たせたデザインに。
【お守りポケット】
ジーンズの代表的なディテールのひとつでもあるコインポケット。今回はお守りを入れられる特別仕様になっています。大切なお守りが落ちないように紐をくくりつけられる特別ループやお守りがしっかり入る大きさに仕様変更し、使われることが少ないコインポケットに機能性を持たせてあります。
【穿きやすい“ストレート”シルエット】
シルエットはスタイルや体型を選ばない王道のストレート。エドウインの膨大な実績データに基づいたベストなシルエットに設定され、“ストレート”入学が目指せます。
ジーンズブランドが受験生を応援するというのも意外性がありますが、製品からはその本気度が伝わってきます。
また、このジーンズで合格すればその後もブランドに対して“自分にとって縁起の良いブランド”というポジティブなポジションを醸成できるだけでなく、大学生になれば私服を着る機会が増えるため、ジーンズ選びに馴染みのなかったエントリー層にも受け入れられることが期待できそうです。