メキシコ産のアボカド大手ブランドとして知られるAvocados From Mexicoは、そのあまりにもシンプルなブランド名と多額の広告費を使うことでアメリカ国内では高い知名度と人気を誇っています。2013年の登場以降、独特なジングル(ブランド名を広告内で読み上げる際に使用されるメロディーのこと)が印象的なCMをアメリカで打ち続けてきた同ブランドは、その認知度をアセットとし、動画内に登場する人物がジングルのメロディーに合わせて日常会話を繰り広げるメタ構造のCMを2本公開しました。

アメフト選手とそのコーチが登場するバージョンでは、突然コーチが「お前は今日ベンチからスタートしてもらう」とAvocados From Mexicoのジングルに合わせて告げるシーンで始まります。想定外の出来事に困惑する選手ですが、その後渡されたアボカドを一口食べると納得した様子で立ち去っていきます。

配管工事中に事故を起こしてしまった作業員が依頼主に謝罪をする様子が描かれたバージョンでも、同じように「水道管を破裂させてしまいました」とジングルに合わせて報告します。一瞬怪訝な顔をする依頼主ですが、健康にもよく味もおいしいアボカドを食べると徐々に満足気な表情へと変わっていきます。

10年もの年月をかけてテレビCMを打ち続けたブランドが、積み上げた知名度を活かしてさらなるブランディングへと昇華させた事例でした。

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