KADOKAWAとワントゥーテンは、書店数の減少や書店の客数減少といった課題の解決に向け、2022年より共同で“未来の書店プロジェクト”を実施しています。このプロジェクトでは、VRやメタバース、AIによる書店のDX化を推進。店頭での体験価値向上につなげ、書店への客数増加を目指します。
今回開発されたサービスは、タブレット内の「AI書店員ダ・ヴィンチさん」との対話形式で質問に答えていくと、好みに合う書籍をAIがおすすめしてくれる体験型コンテンツです。
従来の「AI書店員ダ・ヴィンチさん」はイベント会場などに設置され、書籍100冊の中から1冊をレコメンドしていましたが、今回の「AI書店員ダ・ヴィンチさん」には新たにChatGPTの技術を導入。5,000冊の書籍から、タイプが異なる3冊をおすすめする形式にアップデートされ、より多くの本との出会いを創出しています。
今回の「AI書店員ダ・ヴィンチさん」は、質問への回答方法もアップデート。従来の選択式に加え、自由記述も可能になりました。また、おすすめの本1冊1冊については「なぜこの本があなたにオススメなのか?」というAIの作った解説文も確認できるようになり、本が思わず買いたくなる工夫がされています。
自分の好みをおさえた本と出会えるよう、サポートしてくれるこの施策は、読書選びのやりとりや解説文まで「自分だけ」の読書体験を後押ししてくれます。「AI書店員ダ・ヴィンチさん」との対話を目当てに、書店へ足を運ぶ人も増えそうな事例です。