今となっては当たり前とも言える消臭抗菌機能付きの靴下ですが、多くの市販品の広告は抽象的であったり、そもそも宣伝を一切行わないケースも散見されます。GQ ApparelのCMはその真逆を突き進んでおり、CMの主役となるのは足のにおいに直面した時の役者たちの“変顔”です。掘りごたつの居酒屋に来た男性が靴を脱いだ瞬間に強烈なにおいが襲いかかる……窓の外から入ってきた恋人が靴を履いていなかった……足をつってしまった人の靴下がポロポロだった……そうしたシチュエーションを通じて、何も対策してない足のにおいがいかに強烈であるかを受け手の役者の表情を通じて描いています。
シンプルでありきたりな商品だからこそ、視覚的なインパクトを強めることで印象付けつつ、根本的な機能の大切さをアピールしたCMでした。
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