10月初旬にシーズンが終わり、プレーオフの突入を迎える米大リーグ(以下MLB)は優勝チームの決定に向けて大きな盛り上がりを見せています。数々のスポンサーも宣伝活動に積極的になっており、テレビCMやOOH、デジタル広告を通じて自社のサービスを訴求しつつMLBの熱狂を後押ししています。宿泊施設の予約を中心にさまざまな旅行サービスを展開するBooking.comもMLBのスポンサーを務めており、一見すると関連性の薄い旅行と野球という2つの要素を演出面で融合させたCMを公開しました。

“Play ball in more places(野球をもっとたくさんの場所で楽しもう)”というキャッチコピーを中心に企画されたCMでは、次の旅行先を検討する家族の様子が紹介されています。プールのあるホテルに行くか、もっと大きな海辺の宿を借りるか……キャッチボールをしながら胸踊る妄想を繰り広げる親子がそれぞれの希望を言うたびに、ボールの位置に合わせてカメラが切り替わる演出が施されています。

Booking.comがMLBのスポンサーを務めている真意は定かではありませんが、世界中の国と地域のホテルを予約できるサービスの特長と、MLBの試合がアメリカ各地で開催されている点に着目したのでしょうか。一般的な感覚では少し違和感を覚える組み合わせであったとしても、映像上の演出と捉え方次第でさまざまな解釈ができるということを浮き彫りにした事例でした。

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