黒板の中にはこびとたちが住んでいますが、こびとたちは黒板の中を歩いていて、こちらには気づきません。しかし、こちらからのアクションによって、この黒板の中の世界は変化していきます。こびとたちはすべったり、ジャンプしたり、よじ登ったりして、大喜びで遊びます。
黒板の中には、自由に線を描くことができます。描かれた線の上をこびとは走り回り、鳥はひと休みします。山を描くとこびとは上へ上へとのぼっていきますし、障害物となるように線を引いてこびとの行く手を阻むこともできます。こびとが雲までのぼっていくと雨が降ったり、星までのぼっていくとたくさんの星が出現したりもします。
こびとをたたくと、こびとは「イテテ!」とリアクションします。また、雲にタッチすると雨が降り、 地面に雨が降るとクローバーが生えてきます。種の上に雨が降るとイチゴが成長し、太陽に触れると、太陽がサンサンとします。こびとが太陽に当たると、くるくる回って光ります。
さらにシャボン玉をたたくと、はしご、火の玉、キノコ、牛、といったアイテムが落ちてきます。また、星をたたくとたくさんの小さな星が飛び散り、雲をたたくと雨が降ります。星の中には種へとなるものもあり、その種に雨が降ると植物が成長しイチゴが育ち、こびとはおいしそうにイチゴを食べます。
そこに、ゲームをクリアするような明確なゴールはありません。ゴールすらも自分たちでみつけ、遊び方を自分たちで創造しながら、そこにいる人たちがともに黒板の中の世界をつくっていきます。
このインタラクティブな黒板は、子どもだけでなく大人も一緒に楽しめる機能が満載です。親子で楽しむ場所になったり、子どもたちが遊ぶ姿を見ながら大人が休憩するスペースになったりと、設置される場所によってさまざまな用途を生み出せるでしょう。また、じつは子どもだけじゃなく大人にも遊び心を、とのメッセージも感じられます。さまざまな展示やイベントが開催される多目的ホールとの相性もぴったりです。