「クーピーペンシル」は1973年の発売以来、幼稚園、小学校、家庭で、幼児や小学生を中心に使われている商品です。幼い頃に楽しくお絵描きや塗り絵をした思い出とともに、幅広く認知され、やさしさ、あたたかさ、懐かしさといったイメージを持たれているブランドでもあります。
そんな思い出を持った大人のみなさんにも、発売50周年を機にあらためて「クーピーペンシル」を思い出し、触れてもらおうというコンセプトで今回の新商品は開発されました。
「Re:COUPY」は、20・30代女性への調査で明らかになった、「何かしら不安定な気持ちになったときがある」「リフレッシュするために何かに没頭したいと感じている」という意見から着想を得た、塗って、飾って、癒される商品です。また、朝焼けと夕焼けをイメージしたエモーショナルな配色の「COUPY Marker」、大人かわいいデザインを施し、毎日の生活に寄り添う雑貨シリーズ「COUPY DESIGN Collection」という3種類を同時に発売。ふだん使いから大切な人への特別なプレゼントなど、さまざまなシーンで使用できるアイテムになっています。
今年50周年をむかえるクーピーの意外なコミュニケーションは、子ども向けではなく大人向けでした。ポイントとなるのは、新色を作ったわけではなく、新しいコンセプトの色の絞り方をした点。赤や白などの単純な色ではなく、「朝焼け」「夕焼け」にはじまり、LOVEやRELAXなど、大人だからこそわかる”色”を取り入れています。しかも、その意図が「疲れた心に癒しを」というところも共感型商品への転換アイデアとして、自社アンケートの結果を受けてうまく取り込んだ施策となっています。