1969年に一般概念として誕生したゲイ・プライド・ムーブメントは、世界中のLGBTQ+の人々の社会的な地位向上をはじめとしたさまざまな啓蒙活動を行う際の合言葉として定着しています。そんなムーブメントの一端を担うプライド・パレードは毎年多くの人が参加しているものの、実は高齢者の参加ハードルが高いという課題を抱えていました。騒音の中、徒歩で長距離移動をすることは、かなりの体力を要するからです。
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インクルーシブなイベントであるはずのプライド・パレードが一部の人にとって参加しにくいものとなっている矛盾を解決するために、フランスでLGBTQ+フレンドリーな宿泊サービスを展開するMisterb&bは高齢者専用の宿泊施設を手配するキャンペーンを期間限定で実施しました。
パリで行われるプライド・パレードの通行ルート上にある宿泊施設を高齢者に向けて貸し出す施策は、エアコンや食事、飲料などが完備された部屋のバルコニーからプライド・パレードに参加できるというもの。喧騒から離れたところで自らのペースでパレードを楽しめるように工夫されています。
ゲイ・プライドムーブメントの黎明期からLGBTQ+の啓蒙活動を牽引してきたシニア層を最大限労うために企画された、本当の意味でインクルーシブなイベントとなったようです。
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