新型コロナウイルス感染症(COVID‑19)の世界的な流行を経て、今やあらゆる飲食店にとってテイクアウトやデリバリーメニューの提供は当たり前になりました。潜在顧客の獲得や既存顧客の満足度向上のため欠かせない存在となったテイクアウトメニューですが、多くの店舗がパッケージに使い捨てプラスチックの容器を使っている課題があります。SDGsの目標と密接な関係性があるプラスチック容器を2040年までに撲滅させることを掲げているUber Eatsは、大手クレジットカードブランドのVISAと合同で100万ドル分の紙製容器を個人経営の飲食店に提供するCSR施策を実施しました。
ロンドン、マドリード、パリ、ロサンゼルスとニューヨーク市内に店舗を構える一部の店舗がキャンペーンの対象となり、合計で100万ドル分の紙容器が配布されました。施策の実施をアピールしたブランディング動画では実際にキャンペーンの対象に選ばれた店舗のオーナーを紹介しており“Uberはあなたのために、そして地球のために明るい未来を届ける手助けをしています”というキャッチコピーで施策の目的を印象深く描きました。
フードデリバリープラットフォームの大手だからこそできるSDGsな施策は、競合他社との環境意識の違いをストレートに描くことで自社の優位性をアピールすることに成功しました。
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