企業の社会貢献活動(以下CSR)は自社商品と関連性のある活動と、自社商品とは直接的に関係のない活動の2タイプに分類できます。前者は短期的な期間で商品認知や理解促進を向上できるのに対し、後者は一見すると関連性の低い切り口でアプローチをかけるからこそ、今までリーチできなかった顧客層にアプローチできたり、特定領域において自社ブランドがどれだけの熱量で貢献を試みているかをアピールできます。

歯磨き粉をはじめとした衛生商品を手がけるColgateは、難聴という重いハンディキャップを抱えながらもプロスポーツに挑戦する人々の背中を後押ししたいという願いを込めた施策を通じて、自社ブランドと距離のある領域に対してアピールしました。

Colgateが開発したのは難聴と戦うオーストラリアンフットボール選手専用のヘッドギア。オーストラリアンフットボールとは1チーム18人で戦うラグビーのような激しいスポーツで、その高い危険性から“周囲の音が聞こえないのは致命的である”とさえ言われてきました。

今回開発されたヘッドギアはオーストラリアンフットボールやラグビーの防具メーカーとして知られるSteeden全面協力の下、周囲の音が聞こえやすくなるよう設計されています。デザイン上でも音波がどう伝わるのかを表現することで、選手の安全を物理的にも環境的にも守ることができる世界初のヘッドギアが完成しました。

その他のCSR事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=28
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

RSS情報:https://predge.jp/272781/