言われてみれば、これまで一度も外国人の美容師さんに担当してもらったことはなかったかも！というのも、「国家戦略特区」により東京都で外国人美容師育成事業が2022年10月よりスタートし、今回初めて2023年4月から就労可能になったばかり。美容師免許は国家資格であるため、専門技術を習得する養成施設へ入所し、国家資格に合格しないと登録できないもの。母国語が日本語ではない外国人にはハードルが高いのもうなずけます。

そんな中、ヘアサロンTAYAは育成機関の要件を満たした外国人美容師就労の１号店となりました。外国人美容師の3人（中国人2名・韓国人1名）は国内の美容学校卒業後、日本での美容師免許取得、4月から池袋、吉祥寺、銀座それぞれのサロンに配属されています。

外国人美容師育成事業では、日本の美容製品の輸出促進やインバウンド需要に対応するため、日本の美容師育成施設を卒業して美容師免許を取得した外国人留学生に対し、美容師としての就労を目的とする在留を認め、日本式の美容に関する技術や文化を世界へ発信する担い手を育成する事業に取り組んでいます。

これだけ情報があふれている中で、それでも意外な”日本初”はまだまだ存在しているものだと、あらためて驚かされた事例でした。今後、就労する外国人美容師が増え、自分の担当をしてもらう日が訪れるかもしれません。

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