洗濯物の量に応じて使用量が自由に決められる衣料用液体洗剤と比べて、手が汚れないという利便性はあるものの、使用する分量が決められている固形洗剤は使い勝手があまり良くないというイメージを抱く人もいます。

そんな中、アメリカ最大手の衣料用洗剤メーカーTideは、従来の固形洗剤から80%ほどボリュームを増やした新商品を発売しました。決められた量でしか使えないはずなのに、なぜか大容量になった固形用洗剤をアピールするために同社が公開したのは、いかに世の中が汚れにあふれているかを描いたCM。SNS上のバズ動画を合成し、それらを連続的に見せることで“どこかで見たことある”という発見をフックに視聴者の興味を引くことを狙っています。

「あなたはきっともっと多くのTideが必要になる」というタイトルのCMは、SNSをはじめとしたネット上で公開されている“いろんな人が洋服を汚してしまう瞬間”を撮影した動画をまとめた構成になっています。幼児の意外な食事の摂り方から思わぬハプニングまで、さまざまな場面で洋服が汚れてしまう人々に対して「うん、君はもっとTideが必要になるね」と語りかけながら連続的にメッセージを表現していきます。

大容量の固形洗剤を発売するにあたって、商品の需要をバズ動画を通じて描くことでエンタメ要素を加えた事例に仕上げることができたようです。

その他の広告事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=24
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

RSS情報:https://predge.jp/270789/