ストックホルムの水道管理会社が、年間2000トンものゴミが下水道に流されている課題解決の一環として、シンクやトイレに流してはいけない物があることを架空のモンスターで表現したOOHを公開しました。

広告で描かれているのは「ウェットティッシュのモンスターにエサを与えないでください。トイレにウェットティッシュを流しても、溶けずに詰まりを起こす原因になります」や「油のモンスターにエサを与えないでください。調理用油をシンクに流すと詰まりを起こす原因になります」といったフレーズと、90年代のゲームを彷彿とさせるピクセルアートで描かれた架空のモンスターたち。動物園などで目にする警告文のパロディを使うことで見た人の馴染みやすさまでを考慮していることが伺えます。

その他にも「洗濯のモンスターと遊ばないでください。下水道水に含まれる化学物質を削減しましょう」といったフレーズのバージョンもあり、いかに多くの不純物が日々下水道に流されているのかが伺える啓蒙広告にすることで多くの人に現状を知ってほしいという願いが込められています。

ユニークなキャラクターを全面的に押し出すことで広告を目にした人の興味を引きつけ、下水道への不純物混入という毎日の生活にかかわる現実的な課題を訴えかけています。

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