台湾の工業技術研究院が、自らの研究成果と新たな技術のアピールを行うため、利用者が実際に目にしている魚の情報をリアルタイムで表示できる「AI水族館」をプロデュースし、自分が見ている魚がどの種類なのかわからないというユーザーインサイトを解消するための解決策を提案しました。

概要を伝えた動画は、メタバースの発展に伴い、現実空間と仮想空間の境目が曖昧になりつつある状況に触れながら、それを逆手に取り仮想空間だからこそできる体験を現実世界に持ってきた試みだと説明します。AI水族館では、利用者が水槽を見た時にカメラとセンサーで目線を捉え、見られている魚の種類や特徴がマイクロLEDのディスプレイを通じて直接ガラスに表示されます。

最新技術を老若男女誰もが楽しめる現実世界の施設と融合させることでより身近に感じてほしいという願いを込めるとともに、自分たちの技術力とその発展性を訴求した事例でした。

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