ビジュアルは5種類で、いずれのバージョンにおいても右下に「AIのおかげで言葉だけで絵が出力できるようになりました。正しい言葉が使えるといいですね」と皮肉たっぷりのフレーズが書かれており、中央には出力された絵と、その上には出力するにあたり元となった指示フレーズが記されています。
勉強机の上に乗った浮き輪が描かれたバージョンの上部には「教室で座っている浮き輪」との表記がありますが、よく見ると“buoy(浮き輪)”が“boy(少年)”の誤植であり、たった1文字の違いで本来描こうと思っていた内容とは別のものが仕上がってしまったことが伺えます。
その他にも“hair(髪の毛)”の代わりに“hare(うさぎ)”と入力されたため、「真っ赤なくるくるのうさぎを持った男性」の絵が出力されたものや……。
“Muscles(筋肉)”ではなく“mussels(ムール貝)”と書かれた結果、「ムール貝を見せびらかすボディビルダー」になってしまった絵……。
“Flowers(花)”の代わりに“flours(小麦粉)”と入力されたことで、ブーケトスの瞬間に小麦粉まみれになってしまった女性の絵や、“role(役)”と“roll(ロールパン)”が混ざった結果、「劇場でロールパンで遊ぶ男性」となってしまったケース……。
さらには“Solo(ソロ)”と“sole(ひらめ)”が混ざってしまい「ひらめの歌手が壇上に立っている様子」の絵など、わずかなミスが意味不明な絵を作り上げた例を示すことで、正しい綴りを知っておくことの重要性と自社の商品を買うことの直接的なメリットをストレートに表現しました。