パブに集った客同士の会話劇を描いた動画は、「Island’s Edgeを1杯頼みたいんだが、他のビールと何が違うんだ?」「苦味ひかえめでシンプルにおいしいんだ」というやりとりから始まります。
そして、隣の席で一部始終を聞いていた別の客が「苦味と言えば、僕の元カノが今日結婚するんだ。相手は髪の毛ふさふさのパイロットだってさ……でも悔しくなんかない。本当に最高の相手を見つけて、むしろうれしいくらいさ」と割り込んできます。
「わたしのタトゥーアーティストなんて、スペルがめちゃくちゃだったわ」とさらに別の人も現れ、背中のタトゥーが“Love Yourself(自分自身を愛そう)”ではなく“Love Your Shelf(自分の棚を愛そう)”になったことを語り、その上で「でもいいの。これからはどんな棚でも愛してみせるわ」と前向きに微笑みます。
他にも「2013年のスポーツ大会で、俺じゃなくてOwenが選抜メンバーに選ばれたんだ。あのOwenだぞ? まあでも、結果的にあいつがいてくれて助かったけどな」と選抜チーム入りを逃してしまった男性や「わたしのお母さんは、わたしの結婚式で白いドレスを着てきたの……本当に美しかったわ」と母親に主役の座を奪われてしまった女性、長年通い続けたバーで常連客に別の名前で覚えられてしまった人など、さまざまな苦い体験が語られ、それでも前向きに振る舞う様子が紹介されます。
最後はタイトルでもあるキャッチフレーズ「It’s Better, Less Bitter」が映し出されて幕を下ろす同作は、“苦い”という言葉が持つ2つの意味合いを通じて商品の特長を表現しました。