大手自動車メーカーのフォルクスワーゲンは、優秀な整備士1,000人を採用するために一般的な採用広告を出稿するのではなく、整備が必要な自社の車の中に“隠されたメッセージ”を仕込み、競合他社の整備工場で働いている人に直接転職を促す施策「INSIDE JOBS(内通者)」を公開しました。
https://predge.jp/wp-content/uploads/2022/10/VOLKSWAGEN-INSIDE-JOBS-CASE-STUDY.mp4

 

施策を説明した動画では「わたしたちフォルクスワーゲンは、何週間もの間合計1,000人の優秀な整備士を採用するために最も効果的な手法は何なのか考え続けました。その結果、一般的な転職エージェントに頼るのではなく、全く新しい方法で整備士たちに直接アプローチすることにしたのです」と語りかけます。

具体的な内容は、バッテリーやエンジンパーツの一部に転職を直接促すメッセージを仕込むというシンプルかつストレートなもので、「この排気パイプは変えないといけませんね。変えると言えば、転職。これを見つけたあなたも、わたしたちと一緒に働いてみませんか?」というフレーズの隣にQRコードが添付されています。コードの遷移先は採用ページで、整備中に見つけた人がそのままフォルクスワーゲンの求人情報を確認できるようになっています。

実際にメッセージを発見した人からは「こんなもの見たことない。フォルクスワーゲンは、競合他社の整備工場で働いている俺のような人を引き抜くためにまるでトロイの木馬のような車を送ってきたんだ」といった動画がSNSに複数公開され、より広く施策を伝える流れを巻き起こすことに。

同企画によりフォルクスワーゲンは328人の整備士を採用でき、最終的な目標値には満たないものの、採用における広告費を抑えつつ、競合で働く人材だけでなく彼らのSNSフォロワーらへアプローチすることに成功しました。

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