フルーツを中心とした食品会社・ドールは、イギリス国民の多くがファストフードの食べ過ぎによって栄養不足に悩んでいる事実を浮き彫りにしたOOH施策を公開し、人々が普段口にしているスナック菓子やファストフードは、フルーツと比べるとビタミンをはじめとした多くの必須栄養素が足りていないことを“特殊なインク”を用いて表現しました。

「ヨーロッパのどの国よりも多くのファストフードを消費するイギリスでは、300万人もの人が不健康な食生活が原因で栄養不足に苦しんでいます」というフレーズで幕を上げる動画は、多くの先進国で暮らす人々にも当てはまる悲しい現実を突きつけます。この状況をより広く知ってもらうためにドールが開発したのは、フルーツを原料にしたインクを使って制作されたOOH用のポスター。

色鮮やかなベリーなどさまざまなフルーツがインクにされ、それによって制作されたポスターには「このポスターに書かれているすべての単語には、あなたが普段口にしているチョコレートバーよりも多くのビタミンAとCが含まれています。なぜならこのポスターに使用されているインクはグレープフルーツとブルーベリーを原料に作られているからです」と書かれています。

インクを制作したシェフのMark Apseyは「フルーツからインクを作ることで、栄養不足の現状を浮き彫りにするだけでなく、その手法そのものがファストフードよりも多くの栄養を含んでいるという事実を突きつけています」と語ります。

一方、街中でポスターを見た通行人からは「食べ物よりも多くの栄養を含んでいるポスターを見てしまうと、いやでも自分の食生活を見直そうと思いますよね」という声が集まり、自らの生活様式を見つめ直すきっかけになると共に、フルーツの豊富な栄養をアピールした施策になりました。

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