世界中で1億人以上ものプレイヤー数を誇る戦争ゲーム「Call of Duty: Warzone」を配信するActivisionは、ゲーム内に登場する架空の街Verdanskが元々ウクライナのDonenskという実在する街をモデルに作られていることに着目し、ロシア・ウクライナ戦争の早期集結を訴えた企画を公開しました。
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“The Treaty of Verdansk(Verdansk条約)”と名付けられた企画は、アクティブプレイヤーたちを巻き込んだ大規模な施策として多くのメディアの注目を集めています。

「ゲーム内に登場する人気マップVerdanskはウクライナのDonenskという街をモデルに作られています。そう、戦争なんて起こってはいけない、現実世界の街です。だからこそわたしたちは、このマップを活用することで“戦争を題材にしたゲームは現実世界において平和のきっかけを生み出すことができるのか”という壮大な検証を行うことにしました」というナレーションで動画は始まります。

ゲーム内で実装された施策は、Verdanskのマップ内に点在する条約ポイントに行き、手に持っている武器を捨て条約に署名するというシンプルなもので、歴史上発生した戦争の多くは平和条約の締結を経て終結したことにちなみ、架空の街における架空の条約をプレイヤーたちに結ばせる構造になっています。

SNSには「戦争はゲームの中だけの出来事であるべきだ」や「今Verdansk条約に署名してきたよ。みんなの力で一刻も早くこの狂気を終わらせよう」といった投稿が多く集まり、世界中から集まった署名は最終的に平和を望むプレイヤーたちの声としてまとめられ、ロシアとウクライナ大使館に送られたようです。

戦争という現実世界において凄惨なテーマを取り扱うゲームとして、実際に繰り広げられている惨劇の終結を実現するために行われた施策は、プレイヤーのみならず多くの人々の願いを汲み取ることに成功したと言えるでしょう。

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