撮影・制作においては昨今の新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、人の移動や負担を減らすため、フルリモートでの撮影体制を新たに構築し、映像監督の田中秀幸氏も撮影現地には一切行かず、事前の現地調査も東京からフルリモートで行ったそうです。
撮影当日は東京-ロサンゼルス16時間の時差の中、都度発生する撮影上の課題や事象をタイムリーに意思疎通できるようにし、瞬時の判断をすぐにスタッフ全員が理解して課題を乗り切り撮影を行っていきました。
課題となったのは、映像セットを動かす裏方のスタッフや振付師 JOE BROWN氏率いるダンサーたち総勢185人のスタッフ内での細かな演出の意図・イメージの共有。仮素材を使って制作されるCG映像でのプリビジュアライゼーションを用いたシミュレーションや事前のテスト撮影などを何度も繰り返し、ダンス、セット、カメラワークすべてを緻密に計算して念入りに行うことでスタッフ全員のイメージを合わせていったそうです。
そうして作られたパーパスCM 「かなえよう。」は、サプライチェーン「現場」をテーマに未来の象徴である子どもたちの願いを沢山の大人、それも多様な人々がつながりあって一緒にかなえていく過程を感覚的にわかるように、パナソニック コネクト オリジナル曲で展開するダンスリレーでノンバーバルの映像に仕上がっています。